沖縄うりずん通信/新沖縄通信


地震と有事揺れる宮古島とうるま訓練場【沖縄うりずん通信】20240418

沖縄を知ると日本の未来が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄のニュース。沖縄から東京へ、東京から沖縄へ、この状況を何とかしたい30代のメンバーを中心に毎月お届けしています。

【PICK UP】

・台湾で地震 沖縄県各地に津波警報 避難で大混乱

・うるま市の陸自訓練場 断念、住民の力で国を動かす

・辺野古新基地を巡る全国知事アンケート

・4月28日は屈辱の日

・湖底に眠る集落跡

津波警報が出された際の避難の様子、有事の際の避難計画、宮古島で進む軍事化について、「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんに宮古島から出演していただきお話を伺いました。

うちなー本紹介は、「改訂版 八重山共和国 八日間の夢」(桝田武宗 著)。

出演は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋毅(沖縄タイムス)、鈴木耕(デモクラシータイムス)。

2024年4月18日 収録


オスプレイ飛行再開 / うるま市勝連・ミサイル「強行」配備【沖縄うりずん通信】20240328

沖縄を知ると日本の未来が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄のニュース。沖縄から東京へ、東京から沖縄へ、この状況を何とかしたい30代のメンバーを中心に毎月お届けしています。

【PICK UP】

・オスプレイ飛行再開 墜落後停止から3ヶ月

・うるま市の陸上自衛隊訓練場 断念?

・勝連分屯地 ミサイル部隊 配備

・御後絵 米から返還

・那覇 路面電車導入へ

勝連分屯地にミサイル部隊が配備される問題については、沖縄国際大学名誉教授で「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」共同代表の照屋寛之さんにお話を伺いました。

今月は鈴木耕がお休みのため、うちなー本紹介もお休みです。

出演は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋毅(沖縄タイムス)。

2024年3月28日 収録


進む南西シフト うるま市に陸自訓練場 / 武力攻撃等相互応援協定 / 先島諸島避難計画 / 石垣でミサイル避難訓練 / 2.24音楽祭【うりずん通信】20240229

沖縄を知ると日本の未来が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄のニュース。沖縄から東京へ、東京から沖縄へ、この状況を何とかしたい30代のメンバーを中心に毎月お届けしています。

うるま市に陸自の訓練場新設計画。住民の強い反対から、自民県連まで撤回要請へ動き出しましたが、その本心は?

石垣・竹富・与那国では武力攻撃に備えた協定が交わされ、先島諸島から九州への避難計画も判明。石垣島ではミサイル避難訓練が行われ、台湾有事想定の動きが続々と。

2019年の県民投票から5年。県民投票があった2月24日に、対話と音楽で沖縄の未来を考える「2.24音楽祭」が開催されています。その2.24音楽祭に出演した山内ツル子 m.g.o. Yoshitoo!さんに石垣島から出演いただいて音楽に込めた想いや石垣島に住んでいて感じることを伺います。

鈴木耕のうちなー本紹介は「オキナワの少年」(東峰夫 著)

出演は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋毅(沖縄タイムス)、鈴木耕(デモクラシータイムス)

2024年2月29日 収録


辺野古、大浦湾の埋立始まる 桜前線【沖縄うりずん通信】20240118

沖縄を知ると日本の未来が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄のニュース。沖縄から東京へ、東京から沖縄へ、この状況を何とかしたい30代のメンバーを中心に毎月お届けしています。

今月はもちろん辺野古の代執行とそれを錦の御旗として始まった大浦湾側の埋立開始。その現場の様子を毎日取材している沖縄タイムス北部支社の玉城日向子記者に聞きます。もはや、沖縄の基地負担の軽減さえ口にしない本土の政府とどう向き合うのか、そんな話もしてみました。ほかに、北上せず南下する桜前線や沖縄本「沖縄ノート」(大江健三郎)の話題まで盛りだくさんに。

出演は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋毅(沖縄タイムス)、鈴木耕(デモクラシータイムス)に、東京ではない沖縄の声をアメリカの中枢に届けようと奮闘する新外交イニシアティブの事務局長巖谷陽次郎さん、仲本和さんです。

2024年1月18日 収録


オスプレイ 全世界で飛行停止 / 桑江さんのサンシン【沖縄うりずん通信】20231206

沖縄を知る、沖縄から見る、ほかにはどこにもない番組です。

オスプレイの墜落から地位協定までを解説し、そして、11月23日の県民大集会でも演奏した三線の桑江優稀乃さんに生演奏とともにコスタリカの話も伺います。

に出演は、MC三宅千晶、沖縄から元山仁士郎、デモタイから鈴木耕です。沖縄タイムスの照屋毅は、高熱でお休みとなりました。

は、冒頭普天間基地の動画は2023年12月9日、その他の部分は12月6日


琉球人遺骨返還訴訟 / 日米共同訓練(レゾリュート・ドラゴン23)【うりずん通信】20231025

*一部マイク音声に雑音が混じるところがあります。申し訳ありません。

本土も巻き込む広範囲での大規模な日米共同訓練(レゾリュート・ドラゴン23)、もはや防衛費の増大だけの問題ではありません。ここで考えなければ、日本の全土で知らないうちに訓練は拡大されて行きます。

沖縄をめぐる裁判、みなさんどのくらいご存じですか。辺野古新基地をめぐる訴訟だけではなく、沖縄だからこそ提起されている問題がほかにもあります。

今回は、琉球の墓から研究を名目に持ち去られた遺骨を故郷の墓に取り戻す裁判です。

何を動機に困難な訴訟を起こし、獲得した判決はどのように生かされようとしているのか、原告の方々にお話をうかがいました。

◆ 琉球民族遺骨返還に関する情報公開訴訟

◆ 日米共同訓練(レゾリュート・ドラゴン23)

◆ 沖縄の本

  沖縄、基地なき島への道標(大田昌秀)

  沖縄 鉄血勤皇隊(大田昌秀)

2023年10月31日 収録


辺野古新基地反対、県民意思は変わらない 「沖縄の自治」を求める自治体議員たち【うりずん通信】20230929

沖縄から見る、沖縄を見る、それが日本の姿を知ることにつながります。

9月号は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋剛士(沖縄タイムス)、鈴木耕が、「辺野古新基地建設に反対し沖縄の自治の底力を発揮する自治体議員有志の会」を発足した、読谷村議の與那覇沙姫さん、北谷町議の仲宗根由美さんと繋いでお送りします。

◆ 琉球民族遺骨返還に関する情報公開訴訟

◆ 辺野古新基地反対、県民意思は変わらない

  「沖縄の自治」を求める自治体議員たち

◆ 沖縄の本

  ナツコ 沖縄密貿易の女王(奥野修司 文春文庫)

2023年9月30日 収録


夜中も明け方も爆音は響く~嘉手納基地の今【うりずん通信】20230824

沖縄から見る、沖縄を見る、それが日本の姿を知ることにつながります。

8月号は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋剛士(沖縄タイムス)、鈴木耕で、嘉手納基地近くに住む福地さんと繋いでお送りします。

◆ 嘉手納基地 爆音、今年上半期で10万回超

◆ 深夜も明け方も爆音~福地義広さん(嘉手納町議会議員)にきく

◆ 沖縄の本

  証言 沖縄スパイ戦史(三上智恵 集英社新書)

   沖縄「戦争マラリア」―強制疎開死3600人の真相に迫る(あけび書房)

2023年8月24日 収録


「軍隊は住民を守らない」スパイと言われた沖縄住民 (大城勇一さん)【うりずん通信特別号】

うりずん通信MC三宅千晶が1945年の沖縄戦を生き延びた大城勇一さんにききます。

いざというとき、軍隊は住民を守るのか、台湾有事に東京が関与を決めた時、戦場となる沖縄で自衛隊は県民を守るのか。もやもやとある疑問に、沖縄戦の経験者は答えます。「戦場では、住民は邪魔者。軍隊は住民を守らなかった」。

歴史上明らかなこの教訓は、いま意図的に無視され、国の政策決定に反映されることもありません。沖縄で地上戦が始まった1945年4月から日本軍の組織的抵抗が終わったという6月23日の後、7月初めに米軍の捕虜になるまで、わずか3か月に大城少年が目の当たりにした戦争と、その戦争の兆しであった戦陣訓と日本軍の駐留についてもうかがいました。

今、沖縄では、日々の平和に見える生活に並行して、なし崩し的に軍事化が進みます。その雰囲気は、あの沖縄戦前夜に重なります。歴史の教訓を知ることで、戦わずに済む方法を模索することの重要性をあらためて確認しました。


沖縄の熱い夏~北大東・与那国・石垣【うりずん通信】20230728

沖縄から見る、沖縄を見る、それが日本の姿を知ることにつながります。

7月号は、MC三宅千晶、元山仁士郎、照屋剛士(沖縄タイムス)、鈴木耕で、石垣と繋いでお送りします。

◆ 北大東島に自衛隊レーダー基地計画~国はすでに業者に設計依頼

◆ 石垣島・ビーチの隣に地対空ミサイル

   宮良麻奈美さん(石垣市住民投票を求める会)にきく

◆ 沖縄の本 山之口獏

沖縄では、住民には知らされないまま自衛隊の配備計画が進み、押し切られることが続いています。今度は沖縄本島よりも太平洋側の離島北大東島にレーダー基地を作る計画が明らかになりました。これまでの先島諸島への配備では、まずは攻撃能力がなさそうなレーダー部隊、監視部隊を置くという説明でやってきて、あっという間にミサイル配備もすることが決まり、島が攻撃されるという不安が高まり住民の島外避難が難しいと明らかになると、政府は島にシェルターを作り住民にそこで耐えろと求めるという話になっています。北大東島でも同じ経緯をたどるのかもしれません。

沖縄の自衛隊は、米軍と共に琉球弧のあらゆるところを機動的に移動しながら戦う戦術に組み込まれています。報道もありましたが、皆が認識しているわけではありません。沖縄で現実に起きていることは、今までの米軍基地の70%が沖縄に集中しているという以上に、県全体のあらゆるところが戦場となる計画の一部です。

石垣島で起こっていることは、その一端にすぎません。

しかも、これは沖縄だけではなく、地球儀を見れば大した距離の違いではない日本列島全体にも展開される話です。そう考えると、真夏の怪談以上に怖い話と思えます。

2023年7月28日 収録


私たちが受継ぐ 沖縄戦の記憶【うりずん通信】20230706

沖縄からみる、沖縄をみる 沖縄タイムスとお届けする1時間。

6月23日は慰霊の日。ことしは特に戦争の影が差すなかで迎えました。

戦争になれば、軍隊は住民を守らない、住民保護は本来の任務ではない。目をそらし、耳をふさぎたいその現実を政治は避け続けています。自分の暮らしはこのまま続く、戦争は遠い国境で起こり自分の街にはやってこない、そう思い込んでいませんか。

私たちは、そういう時代の雰囲気の中で、住民の暮らしているその地が戦場となり守る者も逃げるところもないまま県民の4分の1以上が亡くなった沖縄戦の記憶をどうしたら受継ぎ、伝えていけるのか、奈落に落ちる前に時代を押しとどめることができるのか、考えていきたいと思います。

ゲストは、本土で平和学習に取り組む中央大学付属中学校・高等学校教諭川北慧さん、沖縄で沖縄戦や基地問題の現場を巡り議論を深めるワークショップを展開している「かびら」の安里拓也さんです。

MCは、三宅千晶、レギュラーの元山仁士郎、照屋剛士(沖縄タイムス)、鈴木耕、でお届けします。

2023年7月6日 収録


いつのまにかミサイル配備/コザのシアターぜひ来てね【うりずん通信】20230525

沖縄から見る、沖縄を見る それは日本を知ることです。

北朝鮮の「人口衛星の打ち上げと称するミサイル」の発射は失敗で終わりました。

しかし、この間の北朝鮮の脅威、台湾有事の恐怖をあおる政府の広報の下で、沖縄には当然のようにミサイルが持ち込まれ、住民は説明も了解もないまま現状を押し付けられてきました。国境の島でもある、与那国へのミサイルの配備に関する説明会も異様な雰囲気だったと言います。

支局記者のレポートと共にお送りします。

また、コザの小さな文化拠点シアタードーナッツの話題も。

MCは、三宅千晶、コメンテーターは元山仁士郎、照屋剛志(沖縄タイムス)、鈴木耕。

収録は、2023年5月25日


特集コザ騒動 いまも変わらぬ理不尽な支配【沖縄うりずん通信】20230525

沖縄から見る、沖縄を見る それは日本を知ることです。

1970年12月20日に起きたコザ騒動をご存じですか。

サンフランシスコ条約によって日本が独立を回復した日は、日本が沖縄を米国施政下に置き去りにした日でした。日本国憲法が唱える基本的人権も平和主義も沖縄では保障されず、交通事故で被害を受けても米軍人は無罪、小学校に飛行機が落ちて教室が全焼し多数の子どもがなくなったりやけどを負っても、トレーラーが空から落ちてきて小学生が下敷きになって死んでも、米軍は責任を負いませんでした。そういう時代に基地の街コザで米軍への怒りが爆発したのが1970年のコザ騒動です。

東武さんと亀島重夫さんは、その現場にいました。コザ騒動の一部始終と共に、祖国復帰運動の時代から現在まで沖縄を見てきたお二人は今の状況をどう見ているのか、じっくりうかがいました。

MCは、三宅千晶、コメンテーターは元山仁士郎、照屋剛志(沖縄タイムス)、鈴木耕。

収録は、2023年5月25日


緊迫の宮古島 何を迎撃?PAC3【うりずん通信】20230427

沖縄を知る、沖縄から見る・・・沖縄タイムスと共に沖縄の声をお届けします。

防衛大臣が自衛隊に「北朝鮮が軍事偵察衛星を打ち上げるのに対抗し、これを破壊する措置を準備する命令」を出し、PAC3(パトリオットミサイル)が与那国、宮古、石垣に配備されました(一部進行中)。宮古島の現地は、墜落した陸自ヘリの捜索という名目で空には多数のヘリと自衛隊機、陸には戦場を走る「戦車」まがいの軍用車両が走り回り、生活道路にもスーパーの前にも「軍隊」の姿が見える異常な雰囲気となっています。宮古にいない私たちも現地の方が「まるで戦争前夜だ」という事態を想像してみなければならないと思います。沖縄を再び戦場にしないために、何ができるかを考えるべきときです。

MCは、三宅千晶、コメンテーターは元山仁士郎、照屋剛志(沖縄タイムス)、鈴木耕。

収録は、2023年4月27日


石垣駐屯地開設 / 教科書「集団自決」軍関与触れず / 金武流弾【沖縄うりずん通信】

沖縄から見る、沖縄を知る、今月も沖縄タイムスとともにお届けします。

石垣島をはじめ、沖縄各地の要塞化が進んでいます。離島はそれ自体がミサイルの発射台へと変容しつつあります。

ミサイルがあることで、離島は安全になるのか。現実を見れば、基地がなければ標的になりようもない島が、基地があるために戦場となるのは明らかです。冷静に考えれば、離島に脅威が迫っているというよりも、日本(と米国)の防衛のために最前線と想定している島にミサイルを置こうという計画です。沖縄にとっては、かつてと同様、ごまかしの積み重ねの上に「捨て石」の役割を迫られているようなものです。その現実を、3月の沖縄のニュースと共にお届けします。

出演は、MC三宅千晶、地元から元山仁士郎、沖縄タイムスから照屋剛士、デモクラシータイムスから鈴木耕。

2023年3月30日 収録


隠蔽された ダイオキシン汚染【沖縄うりずん通信】

沖縄から見る、沖縄を知る。沖縄タイムスとお届けする沖縄の一か月。日本の防衛の最前線に押し出されている沖縄には、解決未了の米軍基地問題があります。

今回は、隠蔽されてきたダイオキシン汚染。日米地位協定で、日本では返還する基地の原状回復が米軍に義務付けられていません。不条理を感じます。

ほかに、2.24音楽祭など負けない沖縄の動きもお届けします。

MCは沖縄出身の三宅千晶、出演は、元山仁士郎、沖縄タイムスの照屋剛志、沖縄大好きの鈴木耕。

2023年2月28日 収録

【2.24音楽祭のyoutubeはこちら】

https://www.youtube.com/watch?v=uU-6jXQDfsg&t=0s

【2.24音楽祭についてはこちら】

https://224okinawa.stores.jp/about


増殖するミサイル基地~沖縄は再び戦場になるのか【沖縄うりずん通信】2023.01.24

沖縄を知る、沖縄から見る、そうすれば日本の姿がよく見える。

異次元の防衛政策が、国会の議論も沖縄への説明もないまま、なし崩し的に現実になってきました。沖縄では、「架空の国の」ミサイルが飛んでくることを前提に国民保護計画に基づいて、子どもたち、家族連れが地下駐車場に逃げ込み身を寄せる訓練が行われました。ミサイル配備計画もどんどん増殖し、当初は陸自の訓練やレーダー部隊が展開されるはずだった離島にミサイル配備も計画し、あちこちの島に、本島に、ミサイルが展開します。その背後に、その島を守る、住民を守るのではなく、分散配置で攻撃されても損害を少なくしようという計算があります。

それでいいのか、私たちは戦争を望んでいるのか、どんどん危機の前面に押し出されつつある沖縄の声を伝えます。

出演は、元山仁士郎、照屋剛志(沖縄タイムス)、鈴木耕に、MCは沖縄出身の三宅千晶。

2023年1月24日 収録

【辺野古新基地の署名についてはこちらから】

https://all-okinawa.jp/shomei_202210/


再び国防の最前線に【沖縄うりずん通信】2022.12.21

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする「沖縄うりずん通信」

東京では防衛費43兆と敵基地攻撃能力が主たる話題ですが、沖縄では、すでに防衛3文書を先取りする事態が起こっています。自衛隊は米軍と一体化して訓練をし、公道を戦車が走り、米軍が銃をむき出しに行軍訓練をしています。ミサイル防衛網は、離島への配備が急ピッチで進みますが、では、そのために攻撃されたときに住民には避難する時間や手段はあるのかと言えば、もちろんありません。この状況で、有事となったら、沖縄戦の悪夢の再現になるでしょう。島の中に住民が閉じ込められたまま、地上戦が起こります。東京では感じられない、防衛力整備という政策の危うさをお伝えします。

もちろん、明るいトピックスもあります。三宅の体験的NAHAマラソンや赤いばったとそてつの葉の虫かごを紹介します。

MC 三宅千晶(弁護士)

コメンテーター

   元山仁士郎

   照屋剛士(沖縄タイムス東京支社)

   鈴木耕 (デモクラシータイムス)

2022年12月21日 収録


最前線に立つ沖縄~ミサイル配備の島宮古島に聞く【沖縄うりずん通信】20221104

防衛力増強が主張され、誰の何を守るための計画なのか住民には見えないままに、南西諸島には自衛隊が展開し、ミサイル防衛の装備もアメリカ軍との演習も始まっています。その最前線宮古島の現状を現地の當山学記者に聞き、南西諸島全体の状況を整理して、沖縄戦の教訓を生かす道を探ります。

MC 三宅千晶(弁護士)

コメンテーター

   元山仁士郎

   照屋剛士(沖縄タイムス東京支社)

   鈴木耕 (デモクラシータイムス)

2022年11月4日 収録


NEW!うりずん通信第3弾 分断と不屈、沖縄の現実【沖縄うりずん通信】20221004

MC三宅千晶、沖縄タイムス照屋剛志、デモクラシータイムス鈴木耕でお送りする9月の沖縄のニュース。オスプレイ配備から10年、普天間基地のフェンス沿いに住む金城さんにインタビュー。事故のおそれも健康への影響も続き、とにかく基地をどこかに持って行ってほしい、辺野古を早く作って移転してほしいと思っています。そういう声が起こるのも無理のないことですが、他方で、辺野古に移転と言ってもいつ完成するのかめどはたっていません。ほんとうは「世界一危険な普天間の閉鎖」をする話だったのに、いつの間にか移転先を日本が作ることが条件のようになり、そこから沖縄での分断は深まってきました。そんなあれこれを含めてお送りいます。

2022年10月4日 収録


響く銃声/辺野古の今【沖縄うりずん通信】20220802

MC三宅千晶が沖縄タイムスとお届けする「今伝えたい沖縄」。真っ暗な住宅地に間断なく響く一斉射撃の音。金武町の住宅で飛び込んだ銃弾。基地の周辺では流れ弾の被害が続きます。平和な生活と隣り合わせの戦争。動画と共にお届けします。そして辺野古の高台から、サンゴの移植と埋立の今をレポートします。

収録は、2022年8月2日


New!【沖縄タイムス×デモタイ 沖縄うりずん通信】新MC三宅と元山で慰霊の日と遺骨を巡る2つの話題を 20220628

沖縄が伝えたい沖縄のいま 本土が見落としてきた歴史の記憶とこれからを、お届けします。次回からは、沖縄のアートや音楽もと欲張っているのでお楽しみに。

新MC 三宅千晶 準レギュラーの元山仁士郎、沖縄タイムスの照屋剛志、デモタイの鈴木耕ともども、これからもよろしくお願いします。

慰霊の日とそこから沖縄における「遺骨」を巡る話題が次々。辺野古埋立に南部岩ズリを採掘して使用することにどうして人々は反対するのか、ハンストで抗議している具志堅隆松さんのお話からは、背景にあるそこに生きていた人の身を切られるような記憶が伝わってきます。

MC三宅の沖縄裁判コーナーは、戦前人類学の研究資料として京都大学に持ち去られた500年以上前の琉球豪族の墳墓の遺骨を巡る情報公開訴訟を解説します。

収録は 2022年6月28日


沖縄復帰50年 変わらぬ構造を直視する【新沖縄通信5月特別号】20220520

沖縄返還から50年。1945年、日本で唯一住民を巻き込んだ地上戦が戦われ、当時40万の県民の4分の1が亡くなった沖縄。敗戦後住民たちを収容所に入れ、米軍は広大な農地、集落を接収しました。1951年にサンフランシスコ平和条約の締結で日本が独立を回復した瞬間、沖縄は本土と切り離され、日本国憲法の保障もなく、日本の主権も住民の人権もない、苛烈な米軍民政支配のもとに放り出されました。住民は銃剣を突き付けられて土地を失い、自治も幻と言われ、米国による選挙妨害も政治的な拘束も横行した中で、それでも、米軍の不条理に立ち向かった県民たちのその後の27年間。日本国憲法のもとへの復帰を求め続けた沖縄の熱に本土は答えているのか。基地のない平和な島を希求する沖縄を、再び防衛の最前線、本土防衛の捨て石にしようとしているのではないか、不条理に怒るなら、一体私たちは何をするべきなのか。沖縄タイムス福元大輔と照屋剛志、沖縄に通う池田香代子と鈴木耕。話の尽きない1時間となりました。

2022年5月20日 収録


ステーキで読み解く沖縄の歴史【新沖縄通信 4月号】

4月28日は、東京では米軍の占領の終わった「主権回復の日」、沖縄では本土から切り離され米軍統治が期限もなく続くことになった「屈辱の日」。そのことを噛みしめたいと思います。

沖縄タイムスとお届けする沖縄の1か月。沖縄を見ると日本がわかる。

沖縄観光に行ったら一度は食べたい「ステーキ」

沖縄のステーキは、戦後の困窮の中で米軍相手に生きるために始まった食文化。本土からの基地移転、県内での基地の展開と共に支店は増え、のれん分けされてきました。そこから見える沖縄の戦後を語っていいただきます。

外に、地位協定の改定を項目から落とした「復帰50年の節目の国会決議」、オール沖縄の連敗の続く政治状況を報告します。

出演は、照屋剛志(沖縄タイムス東京支社報道部長)と鈴木耕

2022年4月27日 収録


ウクライナと沖縄 始まる選挙年 【新沖縄通信 3月号】20220327

沖縄タイムスをお届けする沖縄の1か月。沖縄を見ると日本がわかる。

出演は、𠮷川毅(沖縄タイムス東京支社報道部長)と鈴木耕

ウクライナの戦争を契機に「核共有」まで語られる日本で、沖縄は本土防衛の最前線に否応なく位置付けられようとしています。沖縄での受け止めと選挙のニュースをお届けします。

収録は2022年3月22日


【2月の沖縄】那覇軍港米軍訓練 高校生失明で沖縄ヘイト? 石垣市長選 PFOS【新沖縄通信】20220221

沖縄タイムスをお届けする沖縄の1か月。沖縄を見ると日本がわかる。

出演は、𠮷川毅(沖縄タイムス東京支社報道部長)と鈴木耕

観光客や県民の日常に接する那覇軍港での米軍訓練。プラカードを掲げた抗議デモに対する銃を構えた米兵の警備訓練や夜間早朝のヘリも参加の訓練と異様な光景でした。那覇軍港の使用の目的にも約束にも反していますが、相変わらず政府は一言も抗議せず。また、にわかに全国でも注目を浴びた警察官との「接触」による高校生の失明事件では、なぜかSNS上では沖縄ヘイトの言説が溢れる事態となりました。ほかに石垣市長選、PFOSとニュースはたくさん。

収録は2022年2月21日


名護市長選オール沖縄の敗北 嘉手納基地「監視」がイヤ? 【新沖縄通信 2022年1月号】20220125

沖縄タイムスをお届けする沖縄の1か月。沖縄を見ると日本がわかる。

出演は、𠮷川毅(沖縄タイムス東京支社報道部長)と鈴木耕

そして、現地からは、沖縄タイムス北部支社名護市担当の當銘悠記者

沖縄選挙イヤーは、オール沖縄の2連敗で幕開けました。名護市に何度も問われる辺野古の是非。本当にそれでいいのか。そして、この後の参院選、秋の知事選の展望を語ります。

また、嘉手納の道の駅の展望台から「報道」が排除される???というニュースと軽石の有効活用まで。

進行は、升味佐江子

収録は2022年1月25日


台湾有事日米作戦計画「自衛隊には住民避難の余力はない」 コロナ基地クラスター【新沖縄通信 21年12月】20211227

沖縄タイムスとお届けす沖縄を見る、沖縄から見る1か月。

台湾有事に米国の関与・自衛隊の参加を煽る人々は、現実の戦争をどれだけ想定しているのでしょうか。実は、米軍の要請で米軍と自衛隊はすでに台湾有事での日米共同作戦計画案を作っています。来年早々の日米2×2で正式のものとなる可能性があります。その中で、沖縄は単に基地が米軍の出撃拠点となるのではなく、200ある離島の人の住む水の出る島のすべてを機動的に日米共同軍が使用することになっています。そして、自衛隊幹部は「住民避難には手が回らない。自治体にお願いするほかない」と発言したそうです。自衛隊は住民を守らない?邦人保護と声高に言いつつ、実際の戦闘では、住民の住島を戦場にしつつ、住民を守る能力はないというのです。これでは1945年の沖縄戦と同じ発想です。この話題を中心に、オミクロン株の感染拡大を含め日本と米軍のどうしようもない関係をお伝えします。

収録は2021年12月27日


辺野古埋立変更申請、知事は不承認 自衛隊を桜が止めた【新沖縄通信】20211129

沖縄タイムスとお届けする11月の沖縄。

今月は三上智恵さんを迎えて、いまの沖縄のなまなましい問題を取り上げます。

国の辺野古マヨネーズ地盤の埋立設計変更申請に根拠はないと誰でも思うはずなんですが、ごり押しが続きます。実は自衛隊の基地化を考えているのかも・・。

県内全域が自衛隊の基地化してきた沖縄の現状もお伝えします。

地元の声を詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ

◆島々シンポジウム 第6回

2021年12月18日(土)15時~

琉球新報ギャラリーでの公開+Zoomビデオウェビナー

(入場無料、Zoomウェビナーは先着1000人の事前登録制です)

https://us06web.zoom.us/webinar/regis...

収録は2021年11月29日


南部岩ズリ辺野古埋立 押し寄せる軽石 高江判決 【新沖縄通信 2021年10月号】

沖縄タイムスとお届けする10月の沖縄。

ゲストに、西尾慧吾さん(1998生まれ)を迎えました。西尾さんは、米イエール大に在学中ですが、2017年4月より沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表として、関西を中心に毎年10カ所程度沖縄戦遺品の展示会を開催してきました。現在は、辺野古埋立に南部激戦地の土砂を使う計画に反対する「遺骨で基地を作るな!緊急アクション」呼び掛け人として、全国の自治体の議会に決議を上げるように働きかける運動を展開しています。その報告と今後の戦略をうかがいます。

 総選挙は、オール沖縄を支えた保守系経済人の離脱によっても情勢に大差はなく、コロナと軽石に悩まされる沖縄の日常もご報告します。

収録は2021年10月25日


オール沖縄に危機 ミサイル4拠点 PFOS【新沖縄通信 2021年9月号】

沖縄タイムスとお送りする沖縄の9月。総選挙が迫ってきますが、沖縄の政治を支えてきたオール沖縄に残った沖縄保守のシンボル金秀グループの呉屋会長が玉木知事の後援会長をやめ活動から離れることになりました。この話題を含めて、沖縄の予定候補者の動静を解説し、さらに南西諸島ミサイル防衛に関連し、本島にも配備が進む4拠点体制、米軍が排出したPFOS汚染水の残りの30万トンについて、結局日本が引き取って処理することとなった顛末などをお届けします。

収録は、2021年9月27日


【新沖縄通信 2021年8月号】米軍PFOS排出強行 辺野古サンゴと新護岸 20210830

沖縄タイムスとお届けする8月の沖縄。米軍は、国や県と協議中だった泡消火剤など発がん性が問題になっているPFOSを含む大量の液体を下水に流してしまいました。そして、「排出した」という事後報告があった切り、県の抗議も受け付けませんでした。協議は骨抜きとなり、基地に起因する環境問題の現実がまた突き付けられました。米軍は、沖国大へのヘリ墜落の日にも、いろいろやらかしていました。沖縄のニュースには、米軍、安保条約、地位協定が毎月含まれます。日本全体のどこの基地でも起こる問題を包含しています。

収録は、2021年8月30日


米軍、危ない落とし物 基地から流出PFOS【沖縄タイムス×デモクラシータイムス 新沖縄通信 2021年7月】

沖縄タイムスとお届けする7月の沖縄。コロナ拡大が止まらず、かなりやばい状況です。それでも日常は続き、そこには米軍と隣どおしのいつものやばさもありました。空から落ちる米軍の荷物の数々、基地から流れ出る泡、そして、こっそり流される消火剤?沖縄だけでは無く、日本の米軍基地に近接するあらゆる地域で見えない問題は実は生じていいるのではないでしょうか。

収録は、2021年7月27日


ヤンバル米軍廃棄物、米軍に返したら家宅捜索?!【新沖縄通信 2021年6月】20210629

沖縄タイムスとお届けする沖縄の一か月。ゲストは宮城秋乃さん。

世界自然遺産登録のヤンバルの森、その大部分は返還された米軍ゲリラ戦演習場です。自然遺産といいながら、おびただしい数、量の薬きょうやらコバルト60含有部品やら米軍の落とし物、忘れ物が放置されています。チョウの研究者、宮城秋乃さんはそれを調査し、「アキノ隊員」としてSNSで発信しています。そして、これらの廃棄物を落とし主の米軍に引きとっていただこうと米軍基地ゲート前に並べていたところ、米軍車両の通行を妨害したという容疑で家宅捜索されました。全国ニュースになったこの事件の顛末を宮城さんに直接うかがいました。

◆詳しくは、こちらから アキノ隊員の鱗翅体験 https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-d...

 家宅捜索の顛末は、こちらから https://www.youtube.com/watch?v=K3rm3...

そのほか、慰霊の日、重要土地取引規制法や津堅島の米軍ヘリ不時着や夏に向けて粟国島のハブ繁殖問題まで、幅広くお伝えします。

収録は2021年6月29日


復帰49年 宮古島自衛隊基地めぐる前市長の汚職 【新沖縄通信】20210524

沖縄タイムスとお届けする今月の沖縄。5.15は49年前に沖縄が本土に復帰した日でした。その時と今はどう続いているのか、「国をあてにするのは沖縄らしくない」という趣旨の細田発言の背景も考えます。

ほかに、前市長が逮捕された宮古島と自衛隊配備の背景、世界自然遺産となる北部演習場跡、この季節に盛り上がる闘牛にも触れます。

収録は、2021年5月24日


日米首脳会談と沖縄・台湾・尖閣【沖縄タイムス×デモタイ 新沖縄通信】20210426

沖縄から見る、沖縄を知る、沖縄タイムスとお届けする新沖縄通信。

日米首脳会談で、また辺野古推進がうたわれ、沖縄の声が取り上げられることはありませんでした。他方で、台湾海峡の安定をスローガンに日米一体化も当然のように合意され、そのために、沖縄の離島には自衛隊基地が整備し、米軍のミサイル配備が始まることも既定方針とみられています。台湾有事と気安く言いますが、その時前線となり、その後の米中衝突で戦場となるのは、まず沖縄です。その痛みを自覚して、日米安保は語られているのか、尖閣の緊張の実態を報じる本土メディアはあるのか、沖縄の視線をお届けします。

2021年4月26日収録


3月の沖縄 辺野古に遺骨混じる土砂を投入するのか 米軍飛行訓練わがもの顔【新沖縄通信】20210330

沖縄タイムスとお届けする2021年3月の沖縄。県内で最も注目されたのは、ハンスト。いまだに遺骨収集も続く県南部の山の土砂を辺野古埋め立てに使う計画に、保革を問わず反対の声が出ています。そして、繰り返される米軍機の訓練。沖縄の空は、どこも訓練空域なのでしょうか。現地の声を伝えながら、沖縄の情報をまとめています。

収録は2021年3月30日

番組内で紹介した沖縄の「甦る写真」はこちらのURLから見ることができます

https://www.okinawatimes.co.jp/articl...


これが日本か!迫る米軍機 低空飛行は日常化【新沖縄通信】20210222

沖縄から見る、沖縄を見る、日本の政治。沖縄タイムスとお届けします。

今、日本の空を米軍機が気ままに飛んでいます。日米安保条約とそれに基づく地位協定、それに基づく合同委員会が決める訓練区域も広大ですが、そこに入っていない地域で超低空の編隊飛行。航空法の適用除外で、飛行高度の規制もなく、危険さえ感じます。その実態とそれを調査する気もない菅首相。この威圧的な軍用機の飛行を許す日本のていたらく。その実態をお伝えします。これは、沖縄だけの話ではないと言っていたら、毎日新聞が東京の新宿上空をビルの間を縫うように飛行する米軍ヘリを追跡しました。広島でも、横田基地周辺でも、日本の空の管理を日本ができない現実が明らかになってきました。

収録は2021年2月22日


密約!辺野古は陸自も常駐 宮古島市長選 離島のコロナ【新沖縄通信 2021年1月号】20210126

沖縄タイムスと共に考える、沖縄を見る 沖縄から見る。

沖縄タイムスと共同通信の共同取材でたどり着いたスクープから。辺野古新基地を米軍海兵隊と自衛隊水陸両用団で共同使用しようという日米幹部の秘密の合意が基地の建設が始まる前からありました。辺野古は、政府によれば危険な普天間の代替のはずでしたが、これでは何のための基地なのか。また、中国との緊張の高まりの中で、米軍自体は中国軍のミサイルの射程から遠のくことを計画し、グアムやハワイに引いてより安全な地域から対抗しようとしています。辺野古は、自衛隊の水陸両用団の念願の母港となるのでしょうか。

そのほか、宮古島市長選のオール沖縄候補勝利の意味、選挙イヤーの見通しと共に、ひっ迫する離島の医療についてもニュースをお届けします。

収録は2021年1月26日


沖縄 2020 この一年・コザ暴動から50年【新沖縄通信】20201221

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする新沖縄通信。

米軍人の犯罪が見過ごされる理不尽な対応に抗議して、米軍車両だけが燃やされ数万人が路上で抗議したコザ騒動から50年。あの時と今では、支配する国は違いますが、沖縄が「黙っていうことをきけ」と恫喝される状況は変わっていないように見えます。その事件を振り返り、コロナに翻弄された1年を振り返ります。

収録は、2020年12月21日


ドローン規制と辺野古 首里城龍はどっち向き論争【新沖縄通信】20201126

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする11月の沖縄。

コロナは観光県沖縄を直撃し、経済対策を求める観光業界はGoTo見直しにも消極的。感染はじわじわ増えて拡大の速度を上げているように見えます。それでも、玉城知事の対応策はもう一つすっきりしません。そんな中、知事は細菌性肺炎で入院のニュースも。多事多難の沖縄を今月もお送りします。

収録は2020年11月26日


【新沖縄通信 2020年10月号】沖縄、観光復活とコロナ/10.21県民集会から25年

沖縄から見る、沖縄を知る、沖縄タイムスとお送りする10月の話題。

観光はもがきながら復活しつつ、しかし、コロナの感染拡大も下火にならない。

矛盾を抱えながら、頑張る沖縄を、現地の記者を交えて紹介します。

また、25年前、女の子が犠牲となった事件をきっかけに、地位協定や米軍の存在を問う大集会が開かれたあの日を思い出しながら、実は変わらない根本問題を語り合います。

収録は2020年10月26日


【新沖縄通信 2020年9月号】菅政権は沖縄に向き合うのか / 社長謝罪・宇宙基地・泡消化剤

沖縄から見る、沖縄を見る、そこから日本が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄の9月。今回は、国会記者クラブの又吉俊充記者に菅政権と沖縄について聞きました。

出演はほかに、吉川毅沖縄タイムス東京支社報道部長と鈴木耕。

収録は2020年9月29日


【新沖縄通信 2020年8月号】新型コロナ医療は逼迫 那覇軍港移設と辺野古

沖縄から見る、沖縄を見る、そこから日本が見えてくる。沖縄タイムスとお届けする沖縄の8月。今回は、那覇の篠原知恵記者に沖縄のコロナ状況を聞きました。沖縄は医療がひっ迫、医療体制の補強や全国からの看護師の支援、PCR検査の拡大と一時的な縮小と、他の地域の教訓となる状況が続きます。また、辺野古の埋め立ての陰で知名度は低かった那覇軍港の移設問題も解説します。地元では子どもたちに身近な、市民の憩いの海岸である干潟が軍港移設で破壊されるのか、知事と自民党などは推進ですが、知事与党のオール沖縄には反対派も多く、翁長前知事の時代から政治的にはねじれた難しい問題です。解決策はどこにあるのか、出口は見えません。その途中経過です。

出演はほかに、吉川毅沖縄タイムス東京支社報道部長と鈴木耕。

収録は2020年8月25日


【新沖縄通信 2020年7月号】米軍のコロナ感染と沖縄 三上智恵さんと20200728

沖縄を知る、沖縄から見る 沖縄タイムスとお届けする1か月。今月は、米軍基地のコロナ感染を中心に。沖縄から映画監督三上智恵さんにも参加していただきました。

米軍基地コロナ感染と地位協定については、こちらもどうぞ

➡【半田滋の眼 No12】沖縄米軍基地、コロナ感染95人の衝撃 https://youtu.be/Zh7-PwJfHj8

米軍のコロナ感染の拡大は、基地と地続きの沖縄では、県民の暮らしとも密にまじりあっています。でもそれは、沖縄だけの問題ではありません。横田や横須賀や厚木や佐世保、米軍基地が地位協定によって日本の検疫体制の外にある以上、どこでも共通の問題です。

収録は、2020年7月28日


【新沖縄通信】嘉手納基地危険物施設燃える/慰霊の日と辺野古とイージスアショア 20200624

沖縄タイムスとお届けする2020年6月の沖縄。沖縄を知る、沖縄から見る、日本の政治が見えてくる。今回のテーマは、慰霊の日の直前に起った嘉手納基地の火災。例によって例のごとく、地元にお知らせはなく、何が燃えたのか、基地内では塩素ガスでの負傷者がいるようですが、安全なのかもわからない。それは沖縄だけの問題ではありません。横田でも厚木でも横須賀でも佐世保でも、周辺に住む人には同じ問題が起こります。

6月23日の慰霊の日の話題と合わせて、辺野古・イージスアショア問題も取り上げます。

収録は、2020年6月24日


【新沖縄通信 2020年5月号】「屈辱の日」変わらぬ負担/辺野古埋立設計変更/コロナと観光 20200526

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする1か月。

沖縄は、4月、サンフランシスコ条約で本土の主権回復と引き換えに米軍施政下におかれ今でも日本にある米軍基地の70%を引き受けることになった「屈辱の日」、5月、日本国憲法のもとにようやく戻ったと思われた復帰の日、6月は慰霊の日、と、本土、米軍との関係をいやでも考えざるを得ない季節となりました。

東京の政府が沖縄を見る眼は変わりません。コロナ禍での独自の緊急事態宣言を出して苦しむときに、防衛局は辺野古新基地の埋立設計変更を申請し、米軍・軍属による北谷両替所への強盗事件も起こりました。変わらぬ風景が続きます。

出演は、吉川毅沖縄タイムス東京支局報道部長と鈴木耕、升味佐江子

収録は、2020年5月26日


【新沖縄通信 4月号】コロナと沖縄 基地からアワアワ、辺野古20200428

沖縄タイムスと共にお送りする新沖縄通信。沖縄を知る、沖縄から見る、一か月。

沖縄は、コロナ対策に観光来県をお断り。普天間基地から泡消火剤が大量流出、初めて国と県が基地に立ち入りました。でも土壌の採取や検査はできず。地位協定の限界です。そしてこの騒ぎの中で、国は設計変更の申請を強行。

収録は、2020年4月28日


【新沖縄通信3月号】首相会見の茶番 辺野古、区には変更申請へ 20200324

沖縄から見る、沖縄を知る、沖縄タイムスとお届けする新沖縄通信。

安部首相の会見に出て、打ち切りに抗議していた阿部岳記者にメディアと官邸の距離感と、あるべき取材をインタビュー。

そして、いつもの辺野古報告。いよいよ軟弱地盤の改良工事を決意した国は、設計変更を県知事に申請するとのこと。いつまで続く不毛な攻防、「いつまでたっても完成しない基地」を米軍も求めているのか。

西江報道部長は、本社に戻り、来月からはフレッシュな?新報道部長がお相手します。

西江さん、お疲れ様でした。

2020年3月24日収録


【新沖縄通信】軟弱「辺野古」は完成しない! 2020年2月号 200226収録

沖縄タイムスとお送りする沖縄の1か月。

沖縄から見る、沖縄を知る、日本の沖縄化を身に沁みます。

軟弱地盤の上につくられる基地は、いつできあがるかもわからない状態となりました。

政府は、やっぱり情報を隠していました。不都合な再調査は決してやりません。

今月は辺野古を中心に。

2020年2月26日収録


【新沖縄通信】地位協定、変わらぬ沖縄の負担 大矢英代さん20200128

チャンネル登録者数 9.12万人

沖縄タイムスと共に、沖縄から見る、沖縄を知る、そこから見える日本の形。

ソメイヨシノは美しくはらはらと散り、ヒカンザクラは人生を包み込んで花びらを閉じる。そんなエピソードも交えて、戦後、占領を脱し独立国となり、行政協定を地位協定に改める時、日本政府自身がアメリカにぶつけたごくまっとうな要求52項目を取り上げます。

ゲストには、ジャーナリストの大矢英代さん。ほかに、いつもの西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕。収録は、2020年1月28日。


【新沖縄通信12月号】 辺野古完成は13年後?

沖縄タイムスとともにお送りする沖縄の12月。

沖縄を知る、沖縄から見る、その先に浮かび上がる日本の政治の構造。

沖縄で起こることは、日本のどの地方自治体でも起こりうることです。

地方の自治を押しつぶし、中央政府の政策を力で押付ける政治は、国民主権と言えるのか。

今年も考えた疑問は、来年も考え続けたいと思います。

収録は2019年12月24日


【新沖縄通信11月号】首里城炎上 その後 20191126

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお送りする11月の沖縄。

衝撃の首里城炎上、その後の再建に向けた動きなどをお送りします。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕(ライター)、升味佐江子

収録は2019年11月26日


【新沖縄通信10月号】一報!首里城炎上/伊江島に米軍ミサイル配備?/三上監督登場20191029

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする10月の沖縄。

収録後に飛び込んできた「首里城炎上」は、11月号で。

今月は、三上智恵監督にいらしていただき、「沖縄スパイ戦史」制作の背景、今進行する米軍のみならず自衛隊の配備による要塞化を語り、伊江島への米軍ミサイル配備計画にも触れます。

出演は、三上智恵(映画監督)、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕、升味佐江子

収録は、2019年10月29日


【 新沖縄通信9月号】本部港、米軍使用を阻止/東京自衛隊基地をドローンで撮影してみた20190924

沖縄を知る、沖縄からみる、沖縄タイムスとお届けする9月の沖縄。

辺野古の情報と共に、本部港を利用してパラシュート訓練用のゴムボートを伊江島に運ぼうとする米軍車両、反対する人々に阻止されてひとまずは撤収というニュースも。本来伊江島でするべきパラシュート降下訓練を本島で強行してきた米軍が正常化を図ろうとしたのかもしれませんが、民間港がいつでも軍に使われるというのも県民感情からは許せない。とにかく、やりたいようにやる、という横暴はまだまだ続きます。

そのほか、ドローン規制法改正に伴い、基地を撮影するにはどうなるのか、沖縄タイムスが果敢に挑戦。かなり面倒で、動きにくい体制になりそうです。何か起こった時の国民の知る権利はどうなるのか、報道の自由も取材の自由も日々の闘いによってはじめて確保できる、ということを思い出させる試みでした。

2019年9月24日収録


【新沖縄通信8月号】ヤギも泳ぐ西表/翁長一周忌/沖国ヘリ15年20190827

沖縄を見る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする8月の沖縄

珍しく動物2題、泳ぐヤギと500キロのサメ。そして早いもので翁長さんの一周忌、沖国大ヘリ墜落から15年。沖縄の問題は、沖縄だけの問題ではない。地位協定の壁に日本の捜査権が跳ね返されるのは本土も同じ、地元が反対しても「粛々と」工事を進めるのは辺野古も、イージスアショアも、もしかしたらカジノも同じ。沖縄が先頭を切って立ち向かってきたこの国のかたちにどう向き合うか、そういうヒントももらうチャンスです。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社)、鈴木耕、升味佐江子

収録は、2019年8月27日


【新沖縄通信 7月号】参院選、オール沖縄高良さん!/辺野古とトピックス

沖縄から見る、沖縄を知る、沖縄タイムスとお届けする1か月。

参院選沖縄選挙区は、県知事も推す高良鉄美さんが順当に当選。

琉球大学名誉教授の憲法学者で9条や地方自治の観点から、沖縄の抱える問題を積極的に発信してきました。オール沖縄会議共同代表でもあります。選挙戦の模様もお届けします。

そのほか、辺野古の状況、ベトナム難民であった男性が36年ぶりに自分を救助した当時の沖縄水産実習船の元船長と感涙の再会を果たしたニュース等フラッシュをどうぞ。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕、升味佐江子。

収録は2919年7月23日


【新沖縄通信6月号】ヤジのとぶ慰霊の日、今年も

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスとお届けする一カ月。

6月は毎年「慰霊の日」

慰霊の式典では、今年は例年にも増して安倍さんへのヤジが飛びました。身内をなくし、自ら慰霊のために出席している県民は、もちろん、慰霊の式典を静かに過ごしたい、それでもやむにやまれぬ声が上がる現状を心に留めたいと思います。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕、升味佐江子

収録2019年6月24日


【新沖縄通信5月号】本土も知るべし「地位協定」国際比較/山川100号他20190528

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスと共にお届けする5月の沖縄

4月1日米軍本島上陸、4月28日沖縄を切り離し本土が独立した「屈辱の日」、5月15日復帰記念日(平和行進)、6月23日「慰霊の日」と沖縄では、歴史を振り返り、いまだに重い記憶をたどる季節となります。

今月の特集は、復帰の日を機会に振り返る「地位協定の国際比較」

沖縄県が取り組んだ海外の米軍駐留を巡る地位協定の調査報告から。県の調査は、同じ敗戦国だったドイツ・イタリアのみならず、イギリス・ベルギーも含み、また、法制度だけではなく、市長や町長、関係者などの生の声もきき運用の実態に及んでいます。

 最大の関心は、米軍基地に国内法の適用があるか否か、なかでも、住民に影響が大きい航空機の訓練や事故時の対応をその国が主体的に管理できるのかにあります。

 同じ敗戦国のドイツもイタリアも、不幸な事故・事件をきっかけに国民の声が高まり、長い交渉の末に、自国の基地管理権、立ち入り権、捜査権を回復しています。

本土東京の米軍管理の横田空域の存在など、信じられないと言われます。

海外と比較すると、日本だけが特殊な地位協定に甘んじていることが分かります。

問題はやはり、自国政府の自覚と決意、粘り強い交渉を支える国民の声の厚みでしょうか。

これは、沖縄県民の、ではなく、日本国民の問題です。

  【沖縄県の報告書】はこちら

⇒https://www.pref.okinawa.jp/site/chij...

関連してこんな動画もどうぞ。

  【アメリカの不沈空母 ニッポン】布施祐仁 ⇒ https://youtu.be/muOF9Y2e1ik

  【地位協定は聖域?米軍管制下のニッポンの空】布施祐仁

                      ⇒ https://youtu.be/fCP7MlZ7mFM

収録は2019年5月28日


【新沖縄通信4月号】屋良さん当選!それでも続く辺野古工事20190423

沖縄を知る、沖縄から見る、沖縄タイムスと共にお届けする沖縄の一か月。

玉城知事の後任を決める補選は予想どおり辺野古新基地に反対する屋良朝博さんが当選しました。もはや沖縄の民意が辺野古新基地反対であることに疑問はないはずなのに、粛々と工事は続きます。選挙の結果とともに、政府の意図的な「無策」によって基地に所属する戦闘機だけではなく「外来機」が増大し騒音被害がさらに激しくなった普天間の現状もお伝えします。収録は2019年4月23日


【新沖縄通信3月号】「軟弱」辺野古は完成するのか?20190326

沖縄を知る、沖縄から考える、沖縄タイムスと共にお伝えする一か月。

県民投票で圧倒的民意は示されても、やっぱり辺野古の工事は続く。民意を蔑ろにして強行される政策は、行き場を失いかねません。また、「軟弱地盤」問題は政府の説明のゴマカシが続きます。ホントに軟弱地盤の改良は可能なのか?それはどれだけの時間がかかり、費用が掛かるのか?何より、県知事は設計変更を承認しないとき、どうするのか?そんなにまでして、なぜ「辺野古」?疑問は尽きない。

今月も沖縄を起点に日本を、私たちの身の回りを考えます。


【新沖縄通信2月号】県民投票反対7割超!/辺野古は完成するのか21090226

沖縄タイムスとお伝えする、沖縄。沖縄を知ると、日本が見えてくる。

今回は、もちろん「県民投票 反対7割の結果」をテーマに。

辺野古軟弱地盤問題もしつこくやります。工期も費用もめどが立たない状況となって、それでも工事を進める愚。

出演は、いつもの西江昭吾(沖縄タイムス東京支社)、鈴木耕に沖縄から銘苅一哲記者が電話で参加。

収録は2019年2月26日


【新沖縄通信】辺野古県民投票3択で実施へ/軟弱地盤/直木賞「宝島」20190129

沖縄を知る 沖縄から知る 見えてくる私たちの国「ニッポン」

沖縄タイムスとお届けする沖縄の一カ月

2月24日実施予定の県民投票、5市が実施を拒否して「全県実施」が危ぶまれていました。ところがこの一週間で大きな動きがありました。収録日に、条例改正が県議会で賛成多数で可決され、「全県実施」に大きく進みました。その背景と今後を解説します。

その他、辺野古の軟弱地盤、サンゴ礁等様々なテーマ、そして、直木賞「宝島」のおすすめまで。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支局報道部長)と鈴木耕、沖縄から福元大輔(沖縄タイムス県政キャップ)、進行は升味佐江子

実施を拒んでいた5市縄


【新沖縄通信12月号】辺野古土砂投入と県民投票 20181226

沖縄タイムスとお届けする12月の沖縄

辺野古には土砂が投入されました。奇策を駆使して強行することで、県民はあきらめる、と思っているのでしょうか。

しかし、世論調査や市議会の意見書採択をみると、全国に関心は広がったというべきかもしれません。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕と升味佐江子。


【新沖縄通信】辺野古対立続く/「地位協定」河野外相発言 20181127

沖縄を知ることは、日本を見ること。

沖縄タイムスとお届けする、11月の沖縄。

辺野古承認撤回が執行停止となったのに、土砂投入は始まらない。玉城知事はどう対応してきたか。

そして、「独、伊と異なり相互に防衛義務がない日本は、今の地位協定で仕方がない」と言わんばかりの河野外相発言。日本政府の本質的な姿勢の問題をよく表している。今月報道された基地の環境問題を切り口に、地位協定を復習します。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子

2018年11月27日収録


辺野古、国は強硬策 撤回の執行停止!【新沖縄通信10月号】20181030

沖縄を知ると日本が見えてくる

今回は面倒で難しい制度の解説と怒りが渦巻く番組となりました。うるさい点は、ご容赦ください。

翁長さんの県民葬が終わり、国は「埋立承認撤回」の審査請求をし、国交大臣は、10月30日、執行停止を決めました。既定路線とはいえ、国の強硬姿勢には「沖縄に憲法は適用されているのか」という根底的な疑問がわいてきます。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子

沖縄を伝える演説もぜひ!(30分)

新沖縄通信別冊

「翁長さんと魂のことば~翁長雄志・菅原文太・翁長樹子」

➡ https://youtu.be/z4gRF7DEGao

2018年10月30日収録


【再配信 日米首脳会談に寄せて】翁長さんと魂のことば~翁長雄志さん菅原文太さん翁長樹子さん【 新沖縄通信 別冊】

菅首相とバイデン大統領の最初の首脳会談。日米の同盟はさらに深化させる宣言したが、そこには沖縄への言及はない。二人の心には一瞬もよぎることはなかっただろう魂の言葉を再び。

2018年10月10日、翁長さんの県民葬にあわせて公開した動画をお送りする。

翁長雄志さんの県民葬が終わった。

翁長さんのことばには魂があった。

腹の底から湧き上がる気持ちが率直で飾り気のないことばとなってほとばしっていた。

そして、そのことばと響きあった知事選の決起集会での菅原文太さんの演説も、玉城さんを応援する翁長樹子さんの挨拶も、聞くもののこころに深くしみ込んだ。

翁長さんを追悼し、この機会に4つのメッセージを再録した。

翁長雄志 2015年5月17日 止めよう辺野古新基地建設県民大会

     0:50

菅原文太 2014年11月1日 沖縄1万人うまんちゅ大会

     12:50

翁長樹子 2018年9月22日 玉城デニーうまんちゅ大集会

     23:58

翁長雄志 2016年6月19日 うるま市女性殺害事件追悼県民大会

     28:55

2018年10月10 日編集


誕生、玉城知事!【新沖縄通信2018年9月号】181001

沖縄を知る、沖縄から考える

沖縄タイムスとお届けする2018年9月の沖縄

もちろん、テーマは沖縄知事選。

組織票の圧倒的不利を覆す新基地反対派の玉城さんの圧勝。

示されたのは、沖縄の「民意」であるのは当然として、それ以上に「それであなたはどうするのか」と本土に迫る重い問いなのではないでしょうか。

県政キャップ福元記者の話を交えて、選挙戦を振り返り、今後を語り合います。

20181001収録


翁長知事死去(肉声再録)/沖縄県知事選 【新沖縄通信2018年8月号】0827

沖縄を知る、沖縄から知る

沖縄タイムスとお届けする沖縄の1か月

翁長知事がなくなりました。演説に心があり、沖縄や基地だけではなく政治とは何かを深く考えさせられました。こころからご冥福をお祈りいたします。

そして、この後の県知事選。玉城デニーさんの出馬表明も延期を重ねていますが、ようやく双方の候補が決まります。沖縄の政治地図は4年前とどう変わってきているのか、見通しとともにお伝えします。

20180827収録


辺野古埋立承認「撤回」表明【新沖縄通信7月号】180730

沖縄から見る、沖縄を見る

沖縄を知れば、日本の政治がよく見える。

7月のニュースフラッシュと翁長知事の辺野古埋立承認撤回表明のニュースを中心にお届けします。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子

180730収録


辺野古土砂投入8月17日/慰霊の日/F15墜落【新沖縄通信 2018年6月号】180625

沖縄を見る、沖縄から見る。

沖縄タイムスとお届けする6月の沖縄。

辺野古への土砂投入は8月17日と国は通知。県もいよいよ大詰めの決断を迫られる状況となりました。

本土ではほとんど取り上げられていない「嘉手納基地のF15海上への墜落」と慰霊の日、そして、秋の県知事選への見通しなど、あれこれお送りします。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子。

180625 収録


ジュゴン訴訟/知事選/復帰46年【 新沖縄通信2018年5月号】

沖縄タイムスとおおくりする2018年5月の沖縄

今月はいろいろ長めとなりました

5月のニュースフラッシュとともに取り上げる話題は

海の向こうで争われている「ジュゴン訴訟」って何? 00:10:40

退院した翁長知事と11月の知事選挙  00:22:02

復帰46年、今沖縄に必要なことは? 00:46:40

出演者 西江昭吾(沖縄タイムス東京支社)、鈴木耕(ライター・編集者)、升味佐江子

収録180528


4月の沖縄 どうなる辺野古、県知事選 【新沖縄通信2018年4月号】

沖縄を知る、沖縄から見る 沖縄タイムスとお届けする一カ月の沖縄のニュース。

4月1日は、米軍が沖縄本島読谷村の海岸から上陸してきた日。ここから、住民たちの悲惨で苛烈な逃避行が続きました。地上戦が住民を巻き込んで続くとき、どれだけ弱い立場の子どもたちや年寄りが犠牲になるのか、そのことをもう一度思い返したい。

「4月の沖縄」ニュースフラッシュは、はしかの流行あり、辺野古の座り込みあり、翁長知事のがん告白があり、いつものようにニュースがたくさん。

後半は、着工1年の辺野古の現状と反対運動と埋立阻止の手立てについて語り合います。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支局報道部長)、鈴木耕、升味佐江子

収録は、2018年5月1日


3月の沖縄 困難続く辺野古反対 【新沖縄通信3月号】

沖縄タイムスとお届けする今月の沖縄のニュース。

3月は「辺野古」を巡る大きな動きがありました。

沖縄の曲がり角を送りする沖縄の辺野古埋立差止訴訟は、県が敗訴、翁長知事を支えるオール沖縄では沖縄経済界のリーダーでもある呉屋さんが共同代表辞任のニュース、県庁でも二人いた保守政治家出身の副知事は安慶田さんに続き浦崎さんも辞任・・・

県と国の対立は、転換点に来ています。

その中で、沖縄を知り、日本を考えたい、という番組です。

出演は、鈴木耕、西江昭吾(沖縄タイムス)、升味佐江子

デモクラ鳥のお知らせもよろしく。

2018年4月2日収録


名護市長選の波紋/続く米軍の県民無視 新沖縄通信2018年2月号

沖縄タイムスと振り返る沖縄の一か月

沖縄を知る、沖縄から知る、米軍の問題は沖縄だけのニュースにはなりません、日本中どこでも誰でも直面する問題です。米軍基地も原発も。お金が分断の手段い使われる点も。

それを忘れず考えたい・・。

0226収録


名護市長選、反対派市長敗れる/続く米軍ヘリトラブル  新沖縄通信2018年1月号

全国の注目を集めた名護市長選挙は、辺野古基地反対の現職が大差の敗北。この後、辺野古基地工事はどうなるのか、県知事選挙への影響は?そして、続く米軍ヘリトラブル。日本の言い分は一顧だにされず、同型ヘリの運行は続行。そのことに日本人の怒りはないのか??

そして、1月の沖縄のトピックスも。

ビデオは 180205新沖縄通信


2017十大ニュース/米軍、落下事故続く 新沖縄通信 1225収録

沖縄を見る、沖縄から見る、沖縄を知ると日本がわかる

デモクラシータイムスが沖縄タイムス記者とお送りする12月の沖縄

一年を振り返り、さまざま物が落下した事故を振り返り、1月の名護市長選挙の情勢をうかがいます。

出演 鈴木耕 西江昭吾(沖縄タイムス) 升味佐江子


オスプレイ事故率跳ね上がる 辺野古の進捗/11月のNewsFlash 新沖縄通信2017年11月号

沖縄から見る、沖縄を考える40分。

今月は、サンシン教室のBGM抜きで、ニュースフラッシュに沿ってだらだらと?11月の沖縄を振り返ります。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子

続く米軍の事故、事件。米軍責任者のニコルソン四軍司令官は、酒酔い死亡事故や個人の不祥事は謝ります。しかし、ヘリの墜落や騒音や降下訓練は、謝りません。そこには、軍として必要な活動は日米の合意に基づいておりその生じた結果には何の責任もない、という米軍の基本的な姿勢があります。日本国内の米軍の存在とあり方を変えるには、地位協定の見直しが必要です。しかし、政府にその気がない時住民はどうしたらよいのでしょうか。


高江ヘリ炎上/衆院選反辺野古3勝1敗/10月の沖縄 新沖縄通信2017年10月号

沖縄タイムスとお届けす10月の沖縄。

今月も発表会の練習に熱中する支社内サンシン教室のお隣で声を張り上げてお届けします。

高江では米軍ヘリが炎上し、飛行停止を求めてもどこ吹く風で訓練は再開されます。嘉手納にはステルス戦闘機が12機暫定配備になります。在韓米軍の退避訓練か、巨大なギャラクシー輸送機が私服の多数の人をのせて着陸しました。しかし、その背景も訓練の内容も日本には知らされません。沖縄だけの問題ではない、日本の主についても考えざるを得ません。

今月も出演は、西江昭吾(沖縄タイムス)、鈴木耕、升味佐江子


沖縄も選挙の季節始まる/続くパラシュート降下訓練/辺野古の今と9月の沖縄 新沖縄通信9月号 0929収録

今月は沖縄タイムス東京支社サンシン教室と隣り合わせ。

風流なBGM?とともにお届けします。

辺野古の埋立は海に向かって少しずつ。ゲート前では文子おばあの米寿のお祝い、他方で続く抗議と排除/選挙の季節が開幕、情勢は如何?/度重なる抗議を無視したパラシュート訓練は続く/エイサーとご先祖をお送りする行事、オスプレイと不発弾・・・沖縄を見る、沖縄から日本を見る。今月も、あれこれ9月を振り返ります。

出演は、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社報道部長)、鈴木耕(デモクラシータイムス)、升味佐江子


辺野古・ジュゴン訴訟、オスプレイ墜落 そして8月の沖縄 新沖縄通信 2017年8月号

新沖縄通信8月号 辺野古抗議はまだまだ続く、飛び込んできたジュゴン訴訟、そしてオスプレイは次々トラブル、普天間には24機そのうち2機が落ち結局4機(その後大分空港に緊急着陸して5機)トラブル・・大丈夫ですか。日本政府の対応は沖縄の危機感には反応せず。ダブルスタンダードは日常的に。「あきらめない」「関心を持ち続ける」それが、沖縄にとっても本土の人々にとっても最も大事な言葉。

出演は、鈴木耕(ジャーナリスト)、西江昭吾(沖縄タイムス東京支社)、升味佐江子


新沖縄通信7月号 別冊 基地負担軽減はどこに/辺野古差止提訴へ

新沖縄通信7月号 別冊 沖縄の基地負担軽減の約束はどこに?パラシュート降下は昼夜を問わずあちこちで。嘉手納は外来機の激増で騒音は増すばかり。保革を超えて抗議の声が。そして、ついに県は辺野古の埋立工事の差止訴訟を提起する。政治的にも法律的にもハードルは高い。その焦点を解明する。


新沖縄通信 6月号 慰霊の日 大田元知事死去 辺野古工事差止訴訟 そして6月の沖縄短信

新沖縄通信 6月号 慰霊の日 大田元知事死去 辺野古工事差止提訴表明 6月のフラッシュ 西江昭吾(沖縄タイムス)池田香代子(ドイツ文学者)升味佐江子(デモクラシータイムス)


新沖縄通信 2017年5月号

新沖縄通信はデモクラTVからデモクラシータイムスでの配信に引っ越しました。沖縄タイムス東京支社の西江記者に沖縄の今をお聞きします。デモクラシータイムス http://democracytimes.jp

沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/


辺野古埋め立て開始 他 新沖縄通信 2017年4月号

新沖縄通信はデモクラTVからデモクラシータイムスでの配信に引っ越しました。沖縄タイムス東京支社の西江記者に沖縄の今をお聞きします。デモクラシータイムス http://democracytimes.jp

沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/


新沖縄通信 2017年3月号  遂に山城議長釈放!

遂に山城議長釈放!長過ぎた勾留の意味を探り、また辺野古の今後についても考えます。3月の沖縄トピックスも!

出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)


第38回 新沖縄通信 2月号 辺野古海上工事始まる

*4月から新沖縄通信はデモクラTVを卒業してデモクラシータイムスでの配信を開始します。

辺野古海上工事始まる 山城さん拘束から4か月 求めているのは静かな暮らし~爆音訴訟のつもり・・

出演: 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) 初回放送・2017年2月27日


第37回 新沖縄通信 1月号 MXテレビ「ニュース女子」の沖縄ヘイト

今回はMXテレビ「ニュース女子」の沖縄ヘイト、山城さん長期拘束に批判続々、辺野古工事再開、安慶田副知事疑惑など。出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)


第36回 新沖縄通信 2016年12月号

第36回 「新沖縄通信」

オスプレイ墜落の衝撃を徹底特集!北部訓練場返還の欺瞞を暴くほか、歳末の沖縄トピックスもたっぷりご紹介。

出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

初回放送・2016年12月27日

在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) | Twitter https://twitter.com/usfj_j


第35回 新沖縄通信 2016年11月号

北部訓練場を巡る沖縄の苦悩がテーマ。

出演:鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) デモクラTV 初回放送 11月28日 初回放送


第34回 新沖縄通信2016年10月号 沖縄高江で起きていること

ますます緊張の高まる沖縄高江で起きた「土人」罵声の衝撃と、それを巡るあれやこれやを冒頭に特集。強硬姿勢を強める政府の動きについて考えます。

▼出演: 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

初回放送・2016年10月31日


新沖縄通信 特報 高江でおきていること

2016年10月24日収録 沖縄タイムス東京支社より 特別配信


第33回 新沖縄通信2016年9月号「辺野古敗訴」他

第33回「新沖縄通信」 2016年9月号

あまりにも理不尽かつ不可解な高裁判決!沖縄は「辺野古敗訴」をどう受け止めたのか…粛々と進む高江ヘリパット工事の現状を含め、「沖縄の声」を日本に、そして世界に届けます!

▼出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

デモクラTV 初回放送・2016年9月26日


第32回 新沖縄通信 2016年8月号

逮捕、けが人の相次ぐ高江の現状をリポート。記者も拘束される異常な状況の中、村の生活道路は検問で寸断、頭上にはオスプレイ… 辺野古訴訟の現状と今後、闘牛やチンパンジーなど沖縄の熱い8月を報告します。

出演:鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) デモクラTV 初回放送・2016年8月28日


第31回 新沖縄通信 2016年7月号

参院選終了翌日に始まった高江ヘリパッドの工事強行… なぜ機動隊は一般市民に暴行を振るうのか?

出演:鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) デモクラTV 初回放送・2016年8月1日


日米地位協定はヒドイ

新沖縄通信 別冊 第7回

沖縄で米軍関係者による事件事故が起こると、日米地位協定の改定を求める声が上がります。しかし、地位協定の問題は沖縄だけの問題ではありません。全国で適用されていますから。基地の管理権は米軍にあり、日本側が立ち入ることはできません。

軍人が犯罪を起こしても基地に帰れば十分な捜査もできません。簡単にいえば主権がへこんでいる状況が、ずっと続いているのです。問題点をほんの少し説明します。

出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

初回放送・2016年9月30日


沖縄は基地でトクしてるのか?

新沖縄通信 別冊6

沖縄は他の都道府県より3000億も多くの「振興予算」をもらっている、基地がなくなったら経済に大打撃だ、沖縄の基幹産業は「米軍基地」だ、と思っていませんか。

どれも大きな誤解です。

他の都道府県は各省庁ごと分けて予算がつけられているのに対し、沖縄は「沖縄振興特別措置法」によって予算が一本化されているためです。国から支払われるお金を県民一人あたりに換算すると、大震災後に特別に復興資金が注入されている岩手、宮城、福島を除いて、沖縄は6位。沖縄経済に占める基地関連の割合も5%弱。返還された基地跡地は活用され何倍もの雇用と利益を生んでいます。詳しく解説します。

▼出演:

 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

初回放送・2016年9月15日


海兵隊と抑止力

新沖縄通信 別冊 第5回 「海兵隊と抑止力」

沖縄に米軍海兵隊がいないと日本の安全が守れない、海兵隊はか弱い日本を守るために沖縄にいるとなんとなく思っていませんか。

そんなことはありません。

知ってしまうと当たり前ですが、米軍は米国の本土防衛を最終目標とする世界戦略に基づいて展開され、日本にいる海兵隊は米国太平洋軍海兵隊第3遠征軍太平洋基地の前方展開部隊として配置されています。安保条約でも日米ガイドラインでも尖閣をはじめ日本の領土の防衛は日本の役割、米軍はこれを支援するにすぎません。海兵隊の構成、人数、装備から見ても、グアム移転計画などから考えても、沖縄にいる海兵隊は日本のぼうえいにとっての「抑止力」ではありません。その理由を説明します。

▼出演:

 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

初回放送・2016年9月15日


沖縄に米軍基地が集中するわけ

新沖縄通信 別冊 第4回「沖縄に米軍基地が集中しているワケ」

2015年、著名な作家の暴言が問題になりました。普天間は田んぼだった、沖縄の人たちは基地の周りに行けば商売になると住み始めたのだ、だから、いまさら住宅地にある基地が危険だとか騒音がうるさいというのはおかしい・・・。ほんとうでしょうか。

聞けばすぐわかることです。普天間の一帯は、基地になる前は9000の人が住む生活の場でした。学校も役場もありました。沖縄戦で上陸した米軍は、住民を強制的に収容し、その間に土地を奪い基地に変えたのです。収容所から解放されても、住民は先祖代々住み馴れた地にも立ち入れず大切な一族の墓にもお参りできず、少しでも元の土地に近いところにと基地の周囲に住まざるを得ませんでした。日本が独立ししかし沖縄が米軍施政下におかれていた時期には、本土の基地を移転し拡張するために、米国民政府は「土地収用令」によって、住民に土地を低廉な地代で貸すか、銃剣を突きつけブルドーザーで家を押しつぶし強制的に接収するか、という不条理な2者択一を迫りました。この時、米軍が振るった住民を人とも思わない強権、筆舌に尽くしがたい暴力、暴虐は、今も県民の記憶に刻まれ、今の基地問題につながる原点となっています。問題の本質を知るために、沖縄の米軍基地建設の歴史的経緯をおさらいします。

出演: 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) 沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/

デモクラTVにて2016年8月22日放送


名護市辺野古にできる海兵隊の「新基地」

新沖縄通信 別冊 第3回「辺野古『新基地』計画」

危険な普天間基地を閉鎖する為として、建設される辺野古の施設。政府は「普天間の移設」と言いますが、沖縄では辺野古「新基地」と呼んで反対の意思が強固です。辺野古に作られようとしているのはどんな基地か。滑走路が2本に増え、弾薬搭載場や270㍍以上の艦船が接岸できる岸壁、タンカーが係留できる貯油施設など、今の普天間にはない機能が幾重にも付加されます。1996年の普天間返還合意の当時は、300~500㍍のヘリポートが検討されていたのに、いつのまにか規模も機能も拡大、集約、強化された巨大な基地に膨れあがりました。海兵隊用の機能を強化した使い勝手の良い「新しい基地」としか言いようがありません。それも、アメリカの費用ではなく、国民の税金を投入して造ろうとしています。米側の要望に唯々諾々と従ってしまう日本の姿勢はおかしくないですか。辺野古の問題を考える基本的な知識をおさらいします。

出演:  鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長) 沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/

デモクラTVにて2016年8月22日放送


米軍基地の危険、騒音、汚染、事件事故 ~ 沖縄の基地負担②

新沖縄通信別冊 第2回は、「基地負担は面積だけではない」。沖縄の基地負担は単に面積、土地利用の問題だけではありません。基地からは様々な問題が派生します。沖縄国際大学ヘリ墜落や宮森小学校ジェット機墜落を見るまでもなく危険性は日常的に肌で感じられ、昼夜を問わず鳴り響く轟音騒音、立入調査不能の基地内で起る汚染事故、基地外に流出する危険物質や米軍があるゆえの事故・犯罪。暮らし影響する問題を考えます。

沖縄タイムス「新沖縄通信」別冊がスタート!

沖縄の米軍基地問題は、決して「沖縄問題」ではなく、当然に「日本の問題」です。「基地問題」というだけではありません。沖縄で起ることは本土でも起こります。政府が地方の意思を押しつぶすことが沖縄で通用すれば、政府の施策に異議を唱える日本のどこの都市でも同じ事が起りえます。

でも、もう何十年にもわたって、問題は沖縄一地域に押し込められ、本土に住む多くの人々には、沖縄の苦悩は全く違う世界の出来事でした。考えないように仕向けられてきたといってもよいかもしれません。

「辺野古」を契機に、沖縄から沸き起こった「沖縄差別」「沖縄は日本なのか」という重い怒りの声がようやく日本全体に響くようになりました。

本土の人間は、その言葉の激しさ、悲痛さにたじろぎ、その中であえて問題を見ないようにしようという人々は、あたかも事実がないかのようにいうデマ、沖縄自身に原因があるかのようにいうデマに縋りつきます。その一例が、基地問題にまつわる多くの「伝説」です。「基地の過重集中はうそ」「沖縄で反対するのは一部の人」「沖縄は基地がないとやっていけない」などなど・・。その悪意あるデマが誤解をもたらし、沖縄の主張、心情の理解をひろげる妨げともなっています。

新沖縄通信では、沖縄を非難する「事実を知ってしまえばばかばかしい」デマに絡め取られないよう、基地問題を考える「別冊」10回をスタートさせます。データや分析の視点も満載です。ぜひ、沖縄問題を理解し、日本を考える資料としてご活用ください。

▼出演: 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

http://www.okinawatimes.co.jp/

この映像はデモクラTVで2016年8月に配信されました。


米軍基地が74%も集中~沖縄の基地負担①

新沖縄通信 別冊 第1回は、「沖縄の米軍基地」。国土の0.6%しかない沖縄に74%の米軍基地が集中しています。沖縄にある米軍基地の面積は、大阪市の面積に匹敵します。

「沖縄に74%集中しているというのは嘘です。23%です。」「39%にすぎません」というデマを解明し、沖縄への集中の実態をおとどけします。

沖縄タイムス「新沖縄通信」別冊がスタート!

沖縄の米軍基地問題は、決して「沖縄問題」ではなく、当然に「日本の問題」です。「基地問題」というだけではありません。沖縄で起ることは本土でも起こります。政府が地方の意思を押しつぶすことが沖縄で通用すれば、政府の施策に異議を唱える日本のどこの都市でも同じ事が起りえます。

でも、もう何十年にもわたって、問題は沖縄一地域に押し込められ、本土に住む多くの人々には、沖縄の苦悩は全く違う世界の出来事でした。考えないように仕向けられてきたといってもよいかもしれません。

「辺野古」を契機に、沖縄から沸き起こった「沖縄差別」「沖縄は日本なのか」という重い怒りの声がようやく日本全体に響くようになりました。

本土の人間は、その言葉の激しさ、悲痛さにたじろぎ、その中であえて問題を見ないようにしようという人々は、あたかも事実がないかのようにいうデマ、沖縄自身に原因があるかのようにいうデマに縋りつきます。その一例が、基地問題にまつわる多くの「伝説」です。「基地の過重集中はうそ」「沖縄で反対するのは一部の人」「沖縄は基地がないとやっていけない」などなど・・。その悪意あるデマが誤解をもたらし、沖縄の主張、心情の理解をひろげる妨げともなっています。

新沖縄通信では、沖縄を非難する「事実を知ってしまえばばかばかしい」デマに絡め取られないよう、基地問題を考える「別冊」10回をスタートさせます。データや分析の視点も満載です。ぜひ、沖縄問題を理解し、日本を考える資料としてご活用ください。

▼出演: 鈴木耕 升味佐江子 宮城栄作(沖縄タイムス東京支社編集部長)

この映像はデ

モクラTVで2016年8月に配信されました。