田岡俊次の徹底解説/田岡俊次の目からウロコ


バイデンの頭のなか~アメリカはイスラエルを捨てられるか【田岡俊次と山田厚史の徹底解説】20240514

軍事ジャーナリスト田岡俊次に経済と政治を語る山田厚史を加えて、バイデンの失言からわかるアメリカという国の本音を解剖します。

世界は複雑で多層的、歴史は摩訶不思議、昨日の敵は今日の友、団結は明日には敵対に変わる。そんな世界で、お人好し日本は自国の利益を守り、国民に平和で豊かな生活をどうやって保障できるのか、じっくり考える必要があります。

2024年5月14日 収録


イラン・イスラエル瀬戸際とアメリカの4正面作戦と日本【田岡俊次の徹底解説】20240417

軍事ジャーナリスト田岡俊次の世界情勢解説。中東ではイラン。イスラエルの応酬がどうなるのか固唾をのんで世界が見守っている状況ですが、実はどの国も自国の利益を守るためにあれこれ気を回し頭を使い立場を変えつつ外交をしています。

その中で、日本はどうするのか、いまや判断も行動もアメリカ任せで身を委ねているだけに見えますが、それでいいのでしょうか。日米首脳会談での岸田首相のお約束の果てに、日本列島が戦場となり、結局国を亡ぼす軍事衝突となるのではないかと、心配は膨らみます。田岡元帥の世界史を縦横に語る博識と分析をご堪能下さい。

2024年4月17日 収録


軍事同盟は危険だ!~新日英同盟のマヤカシ【田岡俊治の徹底解説】20240314

軍事ジャーナリスト田岡俊次の歴史満載徹底解説。日英伊の次期戦闘機開発が大問題になっています。この共同開発が決まったとき、日英同盟の再来!とはやしたメディアもありました。田岡さんは、言います。日英同盟のいきさつをしっているか?教訓にするとすれば、どの国も自国の安全を第一に同盟を組み換え外交をしてきた、軍事同盟は望まぬ戦争に引き込まれる罠でもある、と。

歴史に学ぶ日英同盟です。

2024年3月12日 収録


有事を煽れば「国益」を損なう~台湾めぐり米中接近【田岡俊次の徹底解説】20240215

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。台湾総裁選の結果を受けて、その日のうちに「台湾独立派支持しない」との声明を出したバイデン大統領。昨年春の「スパイ気球」騒ぎは、さまざま言い訳をへてサンフランシスコでの米中首脳会談の際に事実上米国がスパイ気球ではなかったことを認める形で決着がつきました。日本の報道は、米中対立の実相を離れて安易に有事を語りすぎているように思えます。実際に台湾有事で最も被害を受ける日本としては、緊張が高まらないようにあらゆる手段を尽くすという安全保障の要諦に立ち戻り、頭を使った外交を展開する必要があります。武力衝突で傷つくのは住民であり武器を持たない市民です。どうせ有事は起こらないと高をくくったお花畑から、危機を煽り国民を誘導しようとする言説には注意を払い警戒を怠らない必要があります。

2024年2月14日 収録


激動の予感2024 まずは台湾総統選 【田岡俊次の徹底解説】20240110

軍事ジャーナリスト田岡俊次の2024年の世界。まずは、台湾総統選後の世界を解説。

台湾総統選、中東の混乱、ウクライナの戦況、そしてアメリカ混乱の行方、どれも日本の政治と経済に影響します。田岡節をじっくりお聞きください。

収録は、2024年1月10日


民間空港港湾が軍民共用に~日本全土を危険にする防衛政策【田岡俊次の徹底解説】20231206

軍事ジャーナリスト田岡俊次が徹底解説。来年度予算作成の過程で日本全国の38地方空港・港湾の「整備」が上がっています。昨年12月の防衛3文書の改定が、その本当の姿を隠して動き出そうとしています。民間の地方空港や地方の港を整備します、滑走をを延ばし大型機も離発着できるように、港を深くしてクルーズ船も接岸できるように、地方の活性化や生活の利便の向上につながりますという甘い言葉はことの本質を覆い隠しています。実際には、安全保障戦略に基づき、自衛隊の利用を可能にするためであり、さらに日米軍隊の一体化運用によって最終的に米軍が必要に応じて日本各地の空港や港湾を利用するための準備でもあります。台湾有事の宣伝で始まった自衛隊の活用、日本全土の活用がまさに抜き差しならないところにきました。こんなことでよいのか。世界の軍事戦略を縦横に語る田岡節をぜひ。

2023年12月6日 収録


イスラエルに正義はあるか【田岡俊次の徹底解説】20231108

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。ハマスのテロ行為への自衛権の行使の名目でガザでの1万人を超える民間人の死亡が正当化されるのか。イスラエルの現在のパレスチナ地域の支配が、実は国連決議に違反する占領であり、しかし、そのことを問題視しない欧米によって明白な不条理が50年以上放置されてきたことに目を向ける必要があります。豊富な知識に裏打ちされた、田岡さんの目からうろこの解説をどうぞ。

2023年11月8日 収録


米国はまた見捨てるのか?ウクライナ支援予算の枯渇【田岡俊次の徹底解説】20231004

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。米国では、下院議長の解任、政府閉鎖の危機の連続と政治のカオスはますます激化しています。その中で、ウクライナ戦争は結局、米国の内政に振り回されて終わるのか。戦後の朝鮮戦争、ベトナム、イラク、アフガニスタンと米国の介入を見ると、結局国内政治情勢によって、結果的に戦場となった国を見捨ててきた歴史にほかなりません。今回のウクライナはどうするのか、そして、そういう米国の内政の上にある外交・安全保障政策に全面的に依存している日本には、ひそかにでも歴史の教訓を参照した危機感はあるのか。あるわけはないですよね。でも、それでよいのでしょうか。

2023年10月4日 収録


米の「核の傘」は無効?!~キャンプデービッドの真相【田岡俊次の徹底解説】20230913

軍事ジャーナリスト田岡俊次のここでしか聞けない徹底解説。北朝鮮がらみのニュースはいろいろあり、衛星の破片が落ちるのを心配してPAC3を展開する戯画的な事態となっていますが、今、最も問題は火星18号ICBMの二度の発射成功によって日本政府が頼りにする「核の傘」の神通力が崩壊したことにあります。そして、さらに、米国の心配は、「核の傘」の威力が失われた状況で韓国が核武装を選択すること、そして日本がそれを理由に核武装することなのだそうです。そういう観点から、8月のキャンプデービッド会談を見ると、その重要性が見えてきます。

2023年9月13日 収録


米国はどっち向き?~麻生は台湾で「闘う」が米国はやる気があるのか【田岡俊次の徹底解説】20230809

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。麻生は台湾で有事に日台共に戦う覚悟をいい気持ちで語り、米国からミサイルを買い込んで、大陸めがけて撃てるように配備する。日本の好戦的姿勢は明らかになってきました。でも、頼みの米国は、どっちを向いているのでしょうか。今年の防衛白書を読みながら、あるべき安全保障を考えます。

2023年8月9日 収録


気球騒動はどうなった!米国対中政策の混迷【田岡俊次の徹底解説】20230706

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。ロシアワグネルの反乱は、大勢に影響のないエピソードにすぎない。それより大事なのは例の気球騒動。米国は撃墜前から「単なる気球」であると知っていいたはずであり、引き揚げて調査してもやっぱり「単なる気球」だったことが確認できたはずなのに、ずっとそのことを明らかにしませんでした。それが6月になって、唐突に「米国内を通過中は情報収集をしていなかった」と発表した、その背景は何なのでしょうか。

収録は2023年7月6日


ブリンケン訪中の意味~日本に自律的な対中観はあるか【田岡俊次の徹底解説】20230608

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。米中の対立は激しくなる一方、という報道が目につきますが目を凝らすとそう簡単ではありません。議会と国民の反中一色のように見える中、政権はもう少し広く長く世界を見ているように見えます。歴史的に地球儀的に世界を見る田岡さんにじっくりお聞きしました。

2023年6月8日 収録


誰が「中国と戦争」したいのか~煽られる危機と「有事」の現実【田岡俊次の徹底解説】20230510

軍事ジャーナリスト田岡俊次の目からうろこの徹底解説。日本では、中国が急激な軍備増強をして今にも領域外に軍事行動もしかねないかの論調があります。本当ですか?中国の軍事費はどのように増加し、どんな軍備を増やしているのか。中国の海軍の実力のほどは?じっくりお話ししましょう。閉ざされた日本の言論空間の中で、検証もされない雰囲気だけの脅威論が跋扈しています。田岡さんの博識はそこに綻びを見出し、作り出された危機の虚妄をあぶりだします。

2023年5月10日 収録


陸自ヘリは何を見たかったのか?狙われる下地島空港【田岡俊次の徹底解説】20230412

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。行方不明の陸自ヘリは何を見たかったのか。田岡さんは、急ピッチですすむ南西シフトの中で、台湾有事に米軍と共に戦う自衛隊が宮古島の下地島空港を利用し米軍と共に行動しよう計画し、だからこそ着任したばかりの指揮官が低空飛行でなめるようにこの地域を飛んだのではないかと考えています。いまの政治は、ただただ作られた台湾有事を前提に軍備の強化を進めますが、ほんとうに国民のことを考えているか、毎度のことながら大変心配になります。

2023年4月12日 収録


米国の凋落 追従の愚 【田岡俊次の徹底解説】20230322

軍事ジャーナリスト田岡俊次が、中東の米国の存在の希薄化を長い歴史と共に解説します。岸田のキーウ訪問を一面で取り上げるようなニュースではない、習、プーチン会談の重要性と、サウジイランの国交正常化に焦点を当てます。

2023年3月22日 収録


気球騒動と台湾有事~米中対立の危険な騒ぎ【田岡俊次の徹底解説】20230215

軍事ジャーナリスト田岡俊次の気球騒ぎの徹底解説。米国では、撃墜した4件のうち3件は民間の無関係な気球だったのかもしれない、一件目の中国の気球は海南島からハワイ方面に飛ばしたものが誤って流れてきた可能性を排除できない、とも言われだしましたが、ほんとうの所はわかりません。田岡さんに、気球が偵察には向かない理由を説明していいただきました。そして、先月お届けした台湾有事のCSIS机上演習レポートの解説の続きも。しつこく言いますが、台湾有事は誰もが望んでいません。日本も危機を煽ることなく、日本の安全を守るためには今まで通りの冷静な政策を続けることが望まれます。

2023年2月15日 収録


台湾有事のリアル~台米日とも損失甚大【田岡俊次の徹底解説】230117

岸田さんにきかせたい、軍事ジャーナリスト田岡俊次が語る「台湾有事」のリアル。田岡さんがシニアフェローでもあった米国のシンクタンクCSIS(戦略国際研究所)が台湾有事の机上演習結果レポートを発表しました。24通りのシナリオのうち20通りで、米台日の連合は中国の侵攻を食い止め「勝利」しましたが、その代償は巨大。台湾は経済的に壊滅状態となり、電力もインフラもなく、人的被害も甚大。米軍は2艘の空母を沖縄沖で失いその他数十隻の艦船が沈没し、数百機の航空機を失い、戦死者戦傷者行方不明者も9000人。そして日本も国内の米軍基地が出撃基地兵站基地となることで攻撃の対象となり、台湾周辺南西諸島だけでなく日本全土で100機の航空機を失い、26隻の艦船は沈没し、米軍基地も自衛隊基地も破壊されます。自衛隊員の犠牲だけで数千人。しかし、戦場となった沖縄、本土の基地や周辺の民間人の被害は想定の対象にもなっていません。こんな戦争を誰が望むのでしょうか。中国自体も侵攻の代償は米台日の数倍という膨大な規模で、上陸作戦を採用する可能性があるのか、極めて疑問です。何より、台湾の人たちは、このような形で米日が「独立」を応援することを望んでいるか。リアルな現実から出発した、外交も経済も政治もすべてを動員した緊張緩和の努力こそ日本に求められているのではないでしょうか。

2023年01月17日 収録


軍備増強しても国は守れない 「43兆」は軍拡競争の号砲となるか【田岡俊次の徹底解説】

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。防衛費の増大、軍備の増強をいうまえに、世界では軍備で平和は生み出されたのでしょうか。さらに、アメリカの軍事力によって世界の平和は守られてきたのでしょうか。刷り込みによって、いわば「怖いぞ怖いぞ」と脅されて、借金をし国有地を売り、アメリカに代金を上納する構造に巻き込まれているのではないか。地獄に落ちる、子孫が不幸になると脅されて、借金をしてまで献金、自宅を売って困窮しても売買代金を全部献金というあの構図と同じじゃないか????2022年の最後に、じっくり歴史と国際情勢をうかがいました。

2022年12月27日 収録


敵基地反撃は「不可能」役に立たない武器ばかり欲しがる愚【田岡俊次の徹底解説】20221123

軍事ジャーナリスト田岡俊次が古今東西のトリビアを駆使して語る戦争の現実。有識者会議の提言によって、日本は増税してでもトマホークやスタンドオフミサイル、地中貫通弾と怖そうな大きな武器の導入を決めようとしています。しかし、その前にどうやって敵の所在を見つけるんだ、という疑問があります。実際にこれらの武器は戦果をあげたことがあるのでしょうか。売りつけられる高価な武器を買うだけで、日本が安全になるならこんなに簡単なことはありません。有識者会議の戦略眼の欠落を指摘する、田岡さんのお話をどうぞ。

2022年11月23日 収録


ロシア「帝国」の終焉~勢力圏の瓦解と中国の台頭【田岡俊次の徹底解説】20221018

軍事ジャーナリス田岡俊次が見通す世界史の先。プーチンだけではなくロシアの命運が尽きようとしてる、代わりにユーラシアでは中国が太投資、ロシア領の沿海州を取り戻すかもしれない。ダイナミックな予言をどうぞ。

2022月10月18日 収録


台湾有事 引き起こすのは誰か【田岡俊次の徹底解説】20220920

軍事ジャーナリスト田岡俊次の警告。アメリカ上院外交委員会で、台湾を非NATO並みの同盟地域と定める法案が可決しました。今後、議会をとおり、バイデンが署名すれば、中国にとっては最も敏感な核心的利益への介入であり国家分裂阻止法の規定に従い軍事的侵攻を誘発しかねない事態となります。アメリカの政策の火遊び的危険と、その背後にある対中観のゆがみとともに、日本にも広くある現状認識の欠落を指摘し、対米従属の果てに台湾有事に関与する愚に警鐘を鳴らします。安全保障の要諦は、敵を減らし緊張を高めないこと、という出発点に戻り、日本の防衛を考えましょう。

収録は 2022年9月20日


東も西も複雑怪奇 日本もよ~く考えないと【田岡俊次の徹底解説】

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。今月はちょっと軽めに昨今のあれこれ。

統一教会で解明すべき北朝鮮事業。南北対話の時代に北のフロンティアで事業をしようとしたのは、文鮮明総裁だけではありませんでした。日本で集めた献金と安倍さんと北朝鮮拉致問題といろいろ不思議なことも多数。そして、日米豪印の固い絆を誇ったはずのQUADのいい加減。8月30日から極東で行われるロシアの演習ボルトーク2022に、中国のみならずインドも参加という報道。一体、かの国の立ち位置や如何。国際政治の中で自国の安全を守るためにどの国も必死です。日本は、考えることをほうきしているようにも見えます。田岡さんにはそれが歯がゆい。そういうお話の40分。

2022年8月24日 収録


安倍天才的八方美人外交の果て 日本が中国と戦争する愚【田岡俊次の徹底解説】20220720

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。安倍元首相襲撃後、あっという間に政府は国葬の計画を発表しました。そこで、田岡さんに安倍元首相の外交を振り返ってもらいました。昨今の「台湾有事」発言、各共有や軍事費倍増や南西諸島へのミサイル配備、米軍との一体化発言から、あたかも台湾派、対中強硬派に見えた安倍さんですが、実は在任中は最も親中的な首相でした。その発言を振り返り、さらに「台湾有事」に日本が軍事的に関与することが、日本の安全保障上の大愚策であることを解説します。

収録は、2022年7月20日


台湾有事の妄想~日本に危機は迫っているのか【田岡俊次の徹底解説】20220615

軍事ジャーナリスト田岡俊次が古今東西の戦の教訓を生かし、日本周辺の緊張の高まりの真偽を語ります。世の中の台湾有事・米中緊張の高まり報道、北の守りも必要だ、北朝鮮は日本を標的にしているという言説に真っ向から立ち向かう田岡分析をぜひ吟味してください。

この時代、防衛費を倍増して世界3位の軍事大国となり、アメリカ製の武器を更に爆買して、国民が疲弊する必要がどこにあるか。私たちは危機の強調で利益を得るダレかさんに騙されようとしてるのではないでしょうか。考えるきっかけになれば幸いです。

収録は2022年6月15日


プーチンの断崖 日本の守り【田岡俊次の徹底解説】20220511

軍事ジャーナリスト田岡俊次のロシアの大苦境と日本の防衛徹底解説。

ロシアのウクライナ侵攻前から、ロシアの敗戦とその結果の凋落を主張し、疲弊のために中国の属国になりかねないと言っていた田岡さん。情勢はさらに早い速度で進みつつありますが、結局膠着状態の中で戦争の終わりまでには数年かかるとの見通しです。

他方で、アメリカがウクライナに多額の援助と軍事力を振り向けることで、一息ついているのは中国。今後はロシアの苦境を好機にロシア領の沿海州、日本の対岸に勢力を伸ばすのではないかとの見方も話します。ニュースにはありませんが、すでに中国の経済的進撃に対して、ロシアは沿海州の開発や企業活動について中国をけん制する規制を導入するなど小競り合いも生じています。

日本にとって、ロシアの脅威はむしろ去っているのに、この機会を狙って北の防御のためのミサイル配備を口走る「防衛族」の情勢分析を厳しく批判し、客観情勢を感情や思想を抜きに厳密に正しく観察し戦争を始めないための安全保障を構築する必要性を強調します。

2022年5月11日 収録


ウクライナ 終結は見えず~泥沼の戦局【田岡俊次の徹底解説】20220413

軍事ジャーナリスト田岡俊次のウクライナ戦局と見通し解説。始まってしまった戦争をやめるのは、本当に難しい。停戦協議が始まった後の方が、戦争は激しく凄惨になった実例は、ベトナムでもイラクでもたくさんあります。出口が見えない中、プーチンの狙いと今後の戦局、何らかの形の終戦後、弱ったロシアから中国が沿海州を取り戻し、新潟の対岸が中国の軍港になるかもしれないという壮大な予測まで、中間報告的な内容です。

2022年4月13日収録


プーチン誤算の原因~ロシア権力者の失敗【田岡俊次の徹底解説】20220316

軍事ジャーナリスト田岡俊次のロシア侵攻徹底解説。田岡さんは、ウクライナ戦争はプーチンの終わりの始まりと言い続けていました。ウクライナへのロシアの軍事侵攻はアメリカのイラク侵攻と驚くほど類似している、このままでは、キエフを占領して傀儡政権をたてても、何か名目を作って「名誉ある撤退」をしても、ロシアの負けは明らかになる、利口なプーチンがなぜこの泥沼に落ち込んだのか、大国の権力者の失敗の共通点を明らかにします。

収録は2022年3月16日


ロシア、ウクライナ侵攻開始~プーチンの終わりの始まりか【田岡俊次の徹底解説】20220225

軍事ジャーナリスト田岡俊次のウクライナ情勢徹底解説。プーチンの周到なウクライナ侵攻の背景と狙いを中心に、何度もあったはずのウクライナ危機回避のチャンスを失わせたものが何だったのか、厚い蓄積をもとに田岡節が始まります。収束方法を誤れば、プーチンにとってはアフガニスタン侵攻がソ連の崩壊につながったあの歴史の再現となりかねません。地上波とはちょっと違った田岡解説をどうぞ。

収録2022年2月25日


日中軍事衝突のリアル~日本を戦場にするな【田岡俊次の徹底解説】20220119

軍事ジャーナリスト田岡俊次が徹底解説。日中平和条約と共同宣言では、日本は北京政府を唯一の合法政府であること、台湾は中国の一部であることを認めています。それを前提に、台湾独立のために介入した米軍と共に自衛隊が戦うとなれば、日本は他国の内戦に介入することになります。国際法上も大問題で、憲法98条の条約順守義務にも反します。だから、台湾有事に自衛隊を出すというのであれば、その前に日中平和条約と共同宣言の破棄を宣言しなければならなくなります。そうなれば、日中は相互に財産を接収し、在住相手国民を創刊し、輸出入も止まって、日本は経済的にも壊滅的な打撃を受けるでしょう。さらに、日中が武力で戦えば、日本は戦場です。攻撃対象は、無人島ではなく、在日米軍基地や政治経済の中枢となる日本の都市となります。

日本という国は、地理的にはここから逃れることはできません。私たち自身が、この地域で安全に生きる自立した努力をしなければ平和を維持することは難しい。威勢のいいことを言っておられる方々は、あなたの住む町が戦場となり、家族や友人たちがなくなる、戦闘員として子どもたちを戦場に送り出さなければならなくなる、そういう事態を引き寄せていることに気が付いていますか。

収録は2022年1月19日


台湾危機は日本の破滅~戦争を弄ぶな【田岡俊次の徹底解説】20211215

軍事ジャーナリスト田岡俊次の台湾危機と日本の徹底解説。

まるで今にも中国が台湾に侵攻しアメリカと共に日本も助けに駆けつけねば、ともいいたげな言説が飛び交う今日この頃。反中を怒鳴る人々は、その時日本の頭上に降り注ぐミサイルの雨をリアルに想像する力がありません。能天気すぎませんか?台湾で武力衝突になり、米軍が出ていく事態となったら、日本は中国の明らかな敵になります。尖閣どころか、米軍の出撃基地、前線基地となる嘉手納、佐世保、岩国、横須賀、厚木、横田、三沢は衝突の開始とともに攻撃目標、さらに日本中枢への打撃として、東京、大阪は目標になるでしょう。当たらなくても、原発立地にも飛んでくるかもしれません。

戦争のリアルを想定すれば、台湾での衝突は日本を再び焦土にすることにつながります。

軍事を知る田岡さんの見立ては、米国と中国の軍事のリアルを知る者の戦争の現実です。安全保障の要諦は、敵を作らぬこと、味方を増やすこと。戦争は最も愚かな手段です。

収録は、2021年12月15日


米中対立 タカ派の空騒ぎ~台湾現状維持で米中は手打ち【田岡俊次の徹底解説】20211130

軍事ジャーナリスト田岡俊次さんの眼からうろこの米中真相。中国が台湾に侵攻する?そうなったら米国が参戦し日本も駆けつける?その時尖閣にも侵攻されるから防御を強固にしなければ。どこからそんなノー天気な発想が生まれるのか。仮にいったんことが起こったら、いや、起こりそうになって米軍が出ていく羽目になったら、日本各地の基地にも都市にもミサイルが降り注ぐでしょう。そうならないためには何をするか。日本の国益は、日本自身でしか守れません。いま、日本がとるべき道はどこにあるのか。よそでは絶対に訊けない古今東西の戦争に通じた田岡さんの徹底解説をどうぞ。

2021年11月30日 収録


バイデン対中強硬に変化の兆し~国際関係は複雑怪奇【田岡俊次の徹底解説】20210929

軍事ジャーナリスト田岡俊次の世界展望。台湾有事に日本も介入するかのような今日この頃の政治家の言説。そのとき日本は戦場になることをどれだけ想像できているのでしょうか。いずれもアメリカの尻馬に乗った思考停止の議論ですが、よ~~く事態を見ていると、アメリカの対中政策も強行一辺倒とはちょっとずつ変化してきました。日本は日本で、どんな座標軸で世界を見て国益を最大にする政策を構築するか、まさに正念場です。

収録は2021年9月29日


欧米報道は伝えないアフガン戦争【田岡俊次の徹底解説】2021年9月1日

軍事ジャーナリスト田岡俊次のほかでは聴けない徹底解説。アフガニスタンからの米軍撤退は終わりました。10年前から米軍の敗北が明らかだったのにやめられず最後の数日も罪のない人々を巻き込んで戦争は終了。西側報道はタリバンを野蛮なテロ組織と描きますが、ほんとうにそうなのか。始まりから間違い、駐留で敵意を醸造し、アフガニスタンの国民どうしを戦わせようとした20年を振り返り今後を語ります。

収録は2021年9月1日


アフガン米軍敗走が残すもの 世界の難民急増【田岡俊次の徹底解説】20210728

博識の軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。アメリカの一番長い戦争はようやく終わりました。最後の部隊は、7月2日夜、カブール近郊の米軍基地から予告もセレモニーもなく忽然と姿を消しました。タリバンはすでにアフガン国土の大半を支配し、攻勢による犠牲を減らすために、州都を包囲して傀儡政権側の体力が消耗するのを待っています。一部では、政権側の兵士が大量に隣国に逃走し、また、タリバンが徴税を始めた地域も出てきました。この戦争の終わりを目の当たりにして、得るべき教訓は何か、いつもの高速解説をどうぞ。

収録は2021年7月28日でした。


同盟は寝返りの歴史【田岡俊次の徹底解説】20210629

軍事ジャーナリスト田岡俊次が語る裏切りの同盟関係史。日本人は武士に二言はない、「裏切るくらいならともに亡びる」美学があるようですが、世界はそんなに甘くない。日本は今、アメリカにすべてを捧げる「同盟の深化」に躍起となりそれを誇っていますが、そんなんでいいのでしょうか。アジアにおける中国包囲網、日米だけでなく豪と印も仲間になってと宣伝していますが、インドは上手に距離を測りそうそう一蓮托生にはなりません。台湾有事をあおって、台湾との関係強化といって喜ばれているのかと思いきや、台湾だってしたたかな戦略家。肝心の台湾海峡両岸貿易、中国との貿易投資人流を抑制する気配はありません。思い起こせば、日本は、戦前から、日英同盟に捨てられ、ヒットラーと日独防共協定を結んだのに、ヒットラーはソ連と相互不可侵条約を結び、日本も日ソ中立条約を結んで1945年6月の段階でもソ連に仲介を求めるほど頼り切っていましたが、当然のことながら、ソ連はヤルタ協定での連合国側との約束に従って参戦してきました。米中しかり。蒋介石を押していたはずの米国は、冷戦時のソ連を抑えるために対立していた中国共産党に力を貸し、台湾を見捨てて中国の国連加盟を認め国交正常化し、共同戦線をつくりました。ベトナム戦争でも、北ベトナムを抑えるために北の背後から中国に圧力をかけさせ、911以降、テロとの戦いのために、ウイグル族イスラム過激派の掃討を中国に依頼していました。ことほど左様に、国際政治は「複雑怪奇」で不可解に見えて、実は冷徹な国益優先と思えば極めて明快です。日本が米国にすり寄ってトレンドに見える「中国包囲網」に勇んで参加し、台湾有事に自ら巻き込まれようとしてる昨今の単細胞思考に田岡さんは警鐘を鳴らします。

収録は、2021年6月29日


こんなおバカな法律が… 安保土地取引等規制法【田岡俊次の徹底解説】20210609

参院での審議が始まった安保土地取引規制法案。軍事ジャーナリストの田岡俊次さんは、なんておバカな法律をだれも止めずに進めているんだと言います。法律の目的とする安全保障のためにはとても役立ちそうもなく、逆に対象も調査の方法も内閣総理大臣が決めるという白地手形。日本中にどこでも対象になりそうなうえに、売買だけでなく賃貸も使用貸借もその他あらゆる利用形態と関係者が調査対象になりうる形になっていいます。調べる内容もこれから決める、土地建物の利用状況を調べるって、例えば基地の監視をしている住民運動や何かの勉強会も目をつけられれば調査されるのか。憲法上の問題もはらみ、届出すべき取引が網羅的になった結果銀行の融資も委縮しそう。読めば読むほど「おバカ」かげんが明らかになります。

まだ間に合います。自民党の支持層にも大変な法案なんですよ、と自民党にももう一度言いたい。

この法案もやめましょう。

収録は2021年6月9日


心はイスラエルとともに?永遠のパレスチナ問題【田岡俊次の徹底解説】20210525

軍事ジャーナリスト田岡俊次が見続けてきたパレスチナ問題。日本の防衛副大臣は「心はイスラエルとともに」あることを隠しません。イキがった無知丸出しの3世議員の戯言といえばそれまでですが(実は彼は副大臣としてパレスチナを2度も訪問しています)私たちはパレスチナの歴史も日本のこれまでの政策もよく知らないまま、パレスチナは「ゲリラ」であり「テロ」組織だと刷り込まれてきました。

ここは、中東問題を半世紀見てきた田岡さんに、基礎からお聞きします。

第二次大戦後、国連はアラブ諸国の反対を押し切って少数のユダヤ人たちが居住していた現在のイスラエルパレスチナ地域を区分し「イスラエル建国」の元となる決議をしました。その背景には、ヒトラーのユダヤ人大虐殺への西欧諸国の贖罪とユダヤ人の戦争協力への感謝が影響したと言われています。しかし、アラブ地域に無理を強いたこの時の国連決議と建国がその後のイスラエルとアラブの戦争を招き、イスラエルが武力で占領した地域からの撤退を求める国連決議は無視され、地域の市民の犠牲が続きます。この地域の和平をどう実現するかは、単に中東問題というだけではなく、力に頼らずどう正義を回復し平和を構築するかという大きなテーマでもあります。

収録は、2021年5月25日


日本はルビコンを渡ったのか 防御から攻撃へ【田岡俊次の徹底解説】

軍事ジャーナリスト田岡俊次の目からうろこの徹底解説。菅バイデン会談でにわかに「台湾有事」が近づいているようなムードが演出され、日米一体化が当然であるかのように報道は一面化しています。しかし、台湾有事が例えば6年以内にあると現実的に考えている専門家はいないのではないでしょうか。発言者は米軍の利益を代表する司令官たちで、あのアーミテージでさえ、今中国がそんな非合理な決断をすることはないと言っています。

日本が台湾有事に巻き込まれる危険という面では、日本はすでに2015年に「ルビコンを渡って」いました。日本が攻撃されていなくても、第三国が攻撃され米軍がこれに加担すれば、自衛隊は戦闘に参加するという日米ガイドラインの改定がありました。

タカ派の平和ボケ、戦争のリアルを想像できない軍事好き論者を批判して、田岡さんの徹底解説は続きます。

収録は2021年4月26日


ウイグル「ジェノサイド」問題にコソボの幻影~国際謀略戦が始まった?【田岡俊次の徹底解説】20210324

軍事ジャーナリスト田岡俊次が、西欧に広がる中国のウイグル政策批判に謀略の匂いをかぎ取ります。アメリカの他国介入、人権批判は、しばしば政治的意図によって情報の収集と解釈を誤り、現地の社会を破壊して荒野にすることで終わります。アフガニスタン、イラク、シリアとともに、忘れてはならないのは、コソボ。国内紛争の一方当事者がアメリカの介入を企図してアメリカのコンサル会社に依頼して「50万人虐殺」「民族浄化」というキャンペーンをはり、国際社会の人道的介入を求める声を背にNATOの大規模空爆に至った「コソボ紛争」です。後に調査の結果発見された遺体は2000余り。しかも、問題の前年の独立派との戦闘での戦死者でした。「民族浄化」ではなく「文化的ジェノサイド」だと主張される今回のウイグル人権問題。田岡さんの眼には、十分な情報の精査もなく、これまでと同じ情景が繰り広げられているように見えます。皆さんには、どう見えますか?

収録は2021年3月24日


ミャンマーと日本の因縁 中国封じ込めと日米豪印同盟のウラ【田岡俊次の徹底解説】20210224

軍事ジャーナリスト田岡俊次のニュース解説。まずは、ミャンマー軍政の歴史から。アウンサン将軍が日本の援助を得て対英独立闘争を戦った歴史から、その後のミャンマー政権は日本大使館の駐在武官である自衛官にしばしば意見を聞きに来ていたというこぼれ話から、この数カ月田岡さんが心配する、本格的な日豪印に米国を加えた本格的な軍事同盟の動きまで。

博識を楽しみ世界情勢を学ぶ時間です。

収録は2021年2月24日


【田岡俊次の徹底解説】トランプ党は何処に行く 〜バイデンのいばらの道〜 20210127

軍事ジャーナリスト田岡俊次が見る世界。バイデンのアメリカに息づく「トランプ党」が統制の取れない国内テロ組織になることを心配しています。

その標的は、少数者の立場にある副大統領とあるのではないか。

そんな座談をどうぞ。

収録は、2021年1月27日


報道されない日豪「軍事同盟」【田岡俊次の徹底解説】20201223

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説も今年最後。どういうわけか、オーストラリアとの軍事同盟の着々強化に触れないマスコミ。米軍と同様に、地位協定を結び、豪軍の武器等防護のための自衛隊の活動を容認する。実際に、インド洋では共同訓練もしている。中国封じ込めに軍事的に加担することの危険を、この国の指導者は理解しているのだろうか。古今東西の戦史をそらんじる田岡さんの解説は縦横無尽。

収録は、2020年12月23日


バイデン政権の米中関係と日本【田岡俊次の徹底解説】20201125

軍事ジャーナリスト田岡俊次の見るバイデンと中国、はざまで混迷する日本。バイデンは民主党だから中国融和的、という俗説を否定しつつ、外交と安全保障は、単純な価値観論争では解決しない問題だと田岡さんは言います。日本には中国が尖閣を取りにくるからこれに対抗しなければ、という勇ましい人がいますが、中国が「尖閣をとりにくる」時には、それは真珠湾攻撃がハワイ戦争に終わらず日米開戦となったのと同様日中の全面戦争の始まりです。沖縄お嘉手納基地、佐世保、岩国、横須賀は攻撃の対象となるでしょう。その危険を冒して、アメリカは日本と共に中国と全面戦争する気はあるか、と言えばありません。あり得ないから気楽に弱腰を批判し武力に訴えることも辞さずと言える、そのタカ派の平和ボケを徹底解説。

収録は2020年11月25日 王中国外相が訪日し菅首相と会談した日でした。


【田岡俊次の徹底解説】トランプのアメリカ/台湾したたか外交〜反中の笛に踊らず〜 20201020

お待たせしました。軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。

今回は、秋の穏やかな日差しの中、フランクとトランプと蔡英文を語ります。

外交・防衛政策は、重層的なもので、その要諦は戦争を避けること。そのために、国の指導者は、こびへつらいも恫喝もし、他国とは表でも裏でも付き合いを続けるものだ、という大事なお話でした。

収録は、2020年10月20日


【田岡俊次の徹底解説】イージス代替の裏に密約? 連戦連敗の米国追従の愚 20200928

軍事ジャーナリスト田岡俊次の博識徹底解説。イージスアショアは配備撤回したのに、なぜか洋上イージス代替∔敵基地攻撃能力保持という巨大な焼け太りが計画されています。そのあほらしさもさることながら、日本がますます軍事的に一体化しようとしている米国は「価値観を共通にする」と本当に言えるのか、根本的疑問を提起します。米国は、第2次大戦後ほとんど連戦連敗、独裁国家に肩入れしその国土も国民も「無茶苦茶にして去る」ことを繰り返しています。これに追従して「われらの安全と生存を保持」できるのか。

ギリシャローマの戦史から戦国時代の名高い戦のあれこれ、今の世界の兵器も戦略も、万般知り尽くしている元帥が、日本の防衛を憂いて語ります。

収録は、2020年9月28日


【田岡俊次の徹底解説】米中戦争・日中衝突の妄想~日本を戦場にするタカ派の平和ボケ20200825

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。収録後、南シナ海に向けて中国が中距離弾道ミサイルを発射したことが米国から発表されました。直前に空母2隻を出してデモンストレーションをした米国への警告であることは明らかですが、公式にはだんまり。対抗して、沖縄の嘉手納基地からは、米空軍が中国が実弾訓練のために設定した飛行禁止区域で偵察飛行を行いました。トランプの尻馬にのって、中国への強硬姿勢を叫ぶ政治家もいますが、それでいいのか。戦争を体験し、戦場で兵士が死に、街が破壊され、人々の暮らしが無残に壊される現場を知る田岡さんは、安易に軍事力行使を煽るタカ派にご立腹。相手が気に入らないから、すぐに武力行使ですか?武力の増強=国の安全ではなく、日本の実力、世界でも地位を冷徹に分析しながら、武力でなく平和を確保することで初めて国民の命と暮らし、社会の安全は守っていける、そういう基本線を守れなければだめ、田岡節は健全でした。

収録は、2020年8月25日


【田岡俊次の徹底解説】米中対立、総領事館閉鎖の次は? 20200728

米中対立はエスカレート。ヒューストン総領事館をトランプが閉鎖すれば、中国で成都の総領事館を閉鎖させ、ポンペイの強硬発言は続きます。米中関係はこの後どうなるのか、日本はトランプの尻馬に載って敵対していくのか。「小国」日本が生き抜く道は、軍事力ではないことを思い知らされる冷静な田岡元帥の解説をどうぞ。反中的世界観が当たり前のようになった日本で変わらず貴重なお話でした。

収録は2020年7月28日


【田岡俊次の徹底解説】イージスアショアと敵基地攻撃 ~タカ派の平和ボケ 20200630

河野防衛相の突然のイージスアショア配備停止宣言。これはもう、2017年暮れから、イージスアショアは何という無駄!こんなものはいらない!と言い続けてきた田岡俊次さんの話をきかなければ!イージスアショアの問題点の復習と、平和ボケしたタカ派が言いだす「敵基地攻撃」能力の問題点の概要をうかがいます。

収録は2020年6月30日


【田岡俊次の徹底解説】トランプの中国叩き~コロナと新疆20200526

久しぶりの田岡節!長い時間軸とワールドワイドな視点から軍事を見てきた田岡さん。トランプの前言翻しのコロナ中国批判といい、アメリカが自分で中国に頼んだ対テロ共同戦線の果てにある新疆の状況を内政干渉の新疆人権法で批判することといい、チャンチャラおかしい、と徹底解説。

日本での報道やネットの言説が、表面的なアメリカ追従になっていないか,、もう一つの視点を得るための貴重な「目からうろこ」の40分です。

収録は、2020年5月26日


【田岡俊次の徹底解説】米・イラン戦争の行方、中東の混乱と日本 200107

正月早々、トランプがイラクでイラン革命防衛隊司令官を暗殺。米国・イラン間の戦争が始まる、第三次世界大戦か、とあおり報道はありますが、元帥田岡の見方はいかに?

中東の混乱、トランプの狂乱、失敗続くアメリカの海外展開、時間軸と空間を広く取った徹底解説をどうぞ。

聞き手は鈴木耕。

収録は2020年1月7日


【田岡俊次の徹底解説】安保条約はアメリカの利益  イージス防衛省説明の嘘 20190703

田岡俊次さんにきく、軍事で解明する日本の外交。

◆珍しく日本がアメリカに従属しなかったホルムズ海峡のタンカー襲撃対応。

タンカー攻撃の犯人は誰だ?田岡さんは、アメリカ無人攻撃機の誤爆の可能性を指摘します。

◆G20の前後、トランプは、安保条約が不平等だと繰り返し、日本にさらなる出費を求めようとしています。

でも、安保条約はアメリカにとっての利益がとてつもなく大きい。

基地をタダで日本に置き、その日常の費用はすべて日本が支払い、基地で働くランドリー担当に至るまで人件費も日本が負担し、同じ規模の基地をアメリカ国内に置くよりずっと安上がり。

戦略的にもロシアや中国の封じ込めと対抗する最前線を確保し、佐世保と横須賀の技術力はインド太平洋艦隊を支え、これがなければ、ハワイグアムどころか、カリフォルニアまで前線を下げなければならない程。

驚くのは、アメリカにとってロシアをにらむ前線であるヨーロッパで戦端が開かれるときには、ロシアの裏口である日本から攻撃することで、ロシアの戦力をヨーロッパから引きはがすという大事な役割を果たしていること。そういう前提の日米の演習が行われたこともある。

日本人の頭にこびりついた「アメリカが日本を守っている」という思い込みをとりさり、冷徹に「日本の防衛」を考える必要があり、その一歩は現実を知ること、というのが結論です。

田岡さんの声を拾うマイクの状態が悪く、修正しましたが、音声が安定しません。

聞きづらいところがありますが、ぜひ、その内容をご確認ください。

収録は2019年7月3日


北朝鮮挑発の愚、シリア攻撃の不可解〜タカ派の平和ボケ

田岡俊次の目からウロコ


尖閣周辺の中国制空権 トランプ政権 フリン辞任 - 田岡俊次の目からウロコ


田岡俊次の目からウロコ 2017.1.21 トランプの脳内と 中国海軍は張り子のトラ?という話

トランプの脳内と 中国海軍は張り子のトラ?という話  2017年1月17日渋谷・光塾にて 公開収録

出演 田岡俊次 升味佐江子  次回の予定は以下のURLよりご確認ください


田岡俊次の軍略探照灯 2016年12月

サルでもやってる領土争い・国土を失って発展した日本・サンフランシスコ条約で日本は北方領土を放棄していた! 2016年12月公開

田岡俊次の戦略目からウロコ ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/category/s-taokastr...