半 田 滋 の 眼


平和主義は活かされているか~ 9条の今【半田滋の眼 NO.101】20240425

憲法記念日に考えたい9条の平和主義。防衛ジャーナリスト半田滋の詳細な解説をどうぞ。安倍政権の安保法制の本質と変質した9条の現状をきちんと解説するメディアはないかもしれません。面倒な話ですが、どうしても知っておかなければ、と思います。

2024年4月25日 収録


米軍・自衛隊の指揮統制一体化~岸田訪米で思惑一致【半田滋の眼 NO.100】20240425

防衛ジャーナリスト半田滋の眼。晩さん会や笑顔を振りまく日米首脳ばかりがニュースで流れた岸田訪米でしたが、最大の「成果」は日米のシームレスな関係の構築。これまで、上下関係のない「連絡調整」だった自衛隊と米軍の関係が、効率的な軍隊としての「指揮統制」「指揮命令」になりました。このことが日本の防衛にあたえる影響はなにか、半田さんがじっくり解説します。

2024年4月25日 収録


大丈夫か!オスプレイ~どうして止めない日本政府【半田滋の眼 NO.99】20240321

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。衝撃の墜落事故から4か月。原因不明のまま、飛行が再開されました。問題はどこにあるのか、根本から解説します。

2024年3月21日 生配信


巨額献金で政策を買う~経団連の自民への献金【半田滋の眼 NO.98】20240321

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。殺傷兵器をはじめとする兵器産業を経済の柱に据えることになりました。振り返れば、経団連は、何十年も武器輸出の解禁を狙って活動し、献金も行ってきました。あまりに歴然とした政策を転換させる働きかけの有様を解説します。

2024年3月21日 収録


プライバシーも丸裸 嫌なら出ていけのトンデモ法~重要土地取引規制法【半田滋の眼 NO.97】20240222

いつから日本は恣意的監視国家に?防衛ジャーナリスト半田滋が基礎から解説する重要土地取引規制法。基地や原発の周りの土地をアヤシイ外国人に買われてはならないというホントはそんなことはなかったのに恐怖をあおるふわっとしたムードの中で、重要な土地の周辺住民の身元調査を認める法律ができ、運用が始まります。でも、重要な土地、施設って何?沖縄の離島は住民の住んでいるところを含めて島ごと規制区域になるのかという勢いでありながら、公明党創価学会の重要施設が近隣にある安全保障の総本山「防衛省」周辺は指定されない・・・。あまりのご都合主義に笑ってしまいますが、今からでもしっかり監視し続けなければならない動きです。

2024年2月22日 収録


武器で産業を支える国に∼殺傷兵器で儲けたいですか【半田滋の眼 NO.96】20240222

裏金も統一教会も大事ですが、生臭く面白く見える正義の攻防でカムフラージュされた日本を変える策謀に眼を凝らさなければ。「公明党の抵抗」が記事になっている「殺傷武器の輸出緩和」について防衛ジャーナリスト半田滋さんにききます。あなたは、世界の戦場で、「日本製の武器」の性能が賞賛され何人殺せたが自慢げに語られる時代が来ることに戦慄はありませんか。

2024年2月22日 収録


支離滅裂の防衛政策 防衛費GDP2%では収まらない!【半田滋の眼 NO.95】20240124

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。防衛費GDPの2%に倍増と言いますが、実は政府のいう通りなら武器ローンの支払い、円安の進行もあり、2%では収まりません。

しかもいったいどういう闘いを考えているのか、理解できないこともたくさん。備える武器も支離滅裂。無駄遣いの極致のイージスシステム搭載艦に至っては、もともとのイージスアショアの3倍を超える一隻で約4000億円になりました。もともとトランプに押し付けられた、現場が誰も求めていいなかった武器でした。8000億あったら、今、どれだけの国民の生活がゆたかになる政策ができるか、考えてもらいたいものです。

2024年1月24日 収録


能登地震 政治は何をしていたのか【半田滋の眼 NO.94】20240124

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。元旦の能登半島地震、政府の初動遅れが指摘され、しかし岸田首相はこれを否定しています。

実際、元旦からこれまで、なにが行われ何が足りなかったのか、平時の備えとして何が必要なのか、解説します。日本では、当たり前のように何十年も繰り返される「体育館で雑魚寝」の避難生活が世界を見れば先進国ではありえないものであることなど、目からうろこの情報も。

2024年1月24日 収録


2024年の展望 参戦できる国づくり【半田滋の眼 NO.93】20231221

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。敵基地攻撃能力容認の防衛3文書の決定から防衛費の急増、南西諸島へのミサイル配備と日米共同訓練、武器輸出の解禁と表舞台での論争もないまま、日本の姿は変わってきました。その延長線上で2024年の日本はどうなるのか。岸田さんが思い描くのはどんな国なのか。結局。米国の意向を受けて「台湾有事に米軍の先兵として参戦できる国」に名実ともになることなのではないかと思わざるを得ません。安全保障の見地から見る日本の2024年を解説していただきます。

2023年12月21日 収録


オスプレイ、やっぱり欠陥機?米軍も全機飛行停止【半田滋の眼 NO.92】20231221

防衛ジャーナリスト半田滋のオスプレイ徹底解説。

屋久島沖のオスプレイ墜落事故をきっかけに、米軍はオスプレイ自体の構造上の欠陥を疑い、全世界で空軍のみならず海兵隊もすべてのオスプレイの飛行を停止しました。

それだけ深刻な問題が想定され、パイロットの技量では克服できないことが明らかになったからでしょう。日本政府は、またも米軍の対応に追随するばかりでした。ここは、私たち自身が知識を整理し、意見を持つ必要があります。

そこで、半田さんに屋久島沖の事故からオスプレイの構造、自衛隊が導入を決めた経緯をわかりやすく解説いただきました。

収録は、2023年12月21日


他国軍隊に殺傷兵器をあげる?~平和国家を揺るがす大問題【半田滋の眼No.91】20231115

防衛ジャーナリストの半田滋がお届けするわかりやすく根本をつく詳細解説。ついに日本は殺傷能力を持つ武器も他国軍に無償で供与することになりそうです。なぜ自ら紛争に巻き込まれ、危険を高める政策を選択するのか、「お花畑」の理念ではなく「軍事国家にならない、平和に共存する関係を作る」ことを合理的現実的なものとして選択してきた日本の変調を整理し、水面下で自公の合意によって行われつつある戦後日本の大転換を解説します。

2023年11月15日 収録


ガザ攻撃 天然ガス大国イスラエルの強気 西側先進国の思惑【半田滋の眼No.90】20231115

防衛ジャーナリスト半田滋の目からうろこの詳細解説。ガザの悲劇は続きます。世界にもとにかくイスラエルを止めよ!という声が広がっています。その中で、西側先進国グループの動きは鈍く、むしろイスラエルに免罪符与える結果となっています。それはなぜか。ユダヤ人差別の歴史への後ろめたさやナチスの虐殺の犠牲に対する同情、金融や世界の実力者を押さえるユダヤ人の重み、福音派を筆頭とする集団の圧力などさまざま理由は語られますが、ここに一つ。ヨーロッパにとってのイスラエルが天然ガス輸出国として重要な地位を占めつつあること、も看過できません。その全体像を解説します。

2023年11月15日 収録


防衛体制の強化 自衛隊優先~南西諸島の民間港湾・空港整備の狙い【半田滋の眼No.89】20231019

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。防衛力の整備を錦の御旗に、43兆の防衛予算を確保し、装備品は型落ちトマホークの購入、到底実践向きでない陸上用イージスシステムを乗せた艦船の建造などに異次元の大金を投じ、沖縄を含む南西の島々にこれ見よがしにミサイルを配備し、離島を移動しながら戦闘をするための日米共同訓練を強化している岸田政権の防衛政策。住民にも国民にも全体像が公開されないまま、離島の空港や港湾整備などの形をとっても進められています。沖縄だけでなく、奄美だけでなく、日本全国の民間の港湾・空港が軍民共用に必要な形で整備されていくのではないかと危惧の念はぬぐえません。

2023年10月19日 収録


イスラエル ガザ攻撃は秒読み~歴史が生み出した21世紀の悲劇【半田滋の眼No.88】20231019

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。ガザへの空爆は止まらず、地上からのイスラエルの侵攻も迫っていると言われています。壁で囲われ、逃げ場のないガザで、人々は南に逃れようとしても行く先々が空爆されています。犠牲者は戦闘員より子どもと女性が多数です。今私たちが見ているのは、圧倒的軍事力ですでに市民を「焼き尽くし、殺しつくす」現場です。ハマスの音楽祭襲撃は確かにテロかもしれません。しかし、そこに至るまで、世界が意図的に黙殺してきたイスラエルとパレスチナの歴史があります。半田さんにいつもの語り口で、その歴史と今起ころうとしていることを詳細に解説していただきます。

2023年10月19日 収録


話が違う!2倍の高値になった洋上イージス【半田滋の眼 NO.87】20230921

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。もともと現場の自衛隊はどこも欲しいと言わなかったのに、トランプの「Buy American!」に押されて安倍さんが買うことにしたイージスアショア。河野さんが突然配備の撤回を表明後も生き残り、ついに、「地上型のレーダーを海上で運用する」という世界で誰もやったことのない無理を形にすることになりました。地上に配備することを前提に大きく作ったシステムを乗せるために、海上での動きの悪い太った船になるうえに、トマホークも配備するとか。珍妙で超高価な艦船の建造が決まるまでの不合理な判断を詳細に解説いたします。

イージスシステム搭載艦2隻造るお金があったら、何ができるでしょうね。こんな風に税金が浪費されることに、私たちは怒らいないといけないのではないでしょうか。

2023年9月21日 収録


要塞の島与那国 町民の4割が自衛隊関係者に?【半田滋の眼 NO.86】20230921

防衛ジャーナリスト半田滋のビックリするような詳細な解説をどうぞ。宮古・石垣・与那国と自衛隊の増強とミサイル配備がニュースになりますが、最西端の与那国はどうなているのか、島まで取材に行った半田さんのリアルな報告です。問題の本質的な構造は、与那国に限りません、今後拡大する自衛隊配備・軍拡政策によって、日本のどこでも同じ現象は起こる可能性があります。ムラの政治が永田町に直結し、住民たちの生活の安全にも向上にも結び付かないまま、軍備だけが肥え太るというので良いのでしょうか。考えさせられます。

2023年9月21日 収録


「核なき世界」を希求する~日本政府に求めるもの【半田滋の眼 NO.85】20230823

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。広島出身(選出)をキャッチフレーズとする岸田首相。しかし、G7では、自ら「核の傘」の正当性を主張する広島ビジョンをアピールし、世界全体の核廃絶への真剣度には疑問がふくらみます。核拡散防止条約と核兵器禁止条約の根本的な思想の違いから、理想主義だと揶揄されることもある「核兵器禁止」のスローガンの意味と実現性を語っていただきました。「人類の進歩」は現実への「屈伏」からではなく、「挑戦」から始まるのではないでしょうか。

2023年8月23日 収録


麻生氏 台湾で「戦う覚悟」 歓迎する蔡政権 反発する中国【半田滋の眼 NO.84】20230823

防衛ジャーナリスト半田滋のわかる解説。

台湾を守るために日本の「たたかう覚悟」を披歴した麻生元首相。その真意は何か、多分あんまり考えてないんだろうなあ、と思いつつ、実はこの発言には深刻な問題を見落としてはならないと考えます。日本のメディアがきちんと伝えない発言の問題点と共に、日本との絆を今急激に深めようとしている台湾には、有事に「日本の参戦」がなければアメリカの関与もあり得ないという国際関係を冷徹に見極めた外交上の思惑がある点も明らかにします。

2023年8月23日 収録


どれだけやめる⁉防大・自衛隊 危機に立つ自衛隊【半田滋の眼 NO.83】20230720

防衛ジャーナリスト半田滋の丹念な取材レポート。防大現役教授の内部告発文書が話題になっています。武器は爆買いし配備していますが、それを使い動かす自衛隊員は慢性的な人手不足。リーダーを育てるはずの防衛大学校では、目を覆うばかりのハラスメントや「商業右翼」人士のトンデモ講演で、能力と意欲のある学生ほど進路を転換する。等松防大教授の内部告発「危機に瀕する防衛大学校」から、そういう防大の崖っぷちを具体的に取り上げつつ、学生はどんな時に卒業後に自衛官にならないのか、わかりやすい背景を解説します。自衛隊離れの数字は、半田さんの独自取材。そうだよね、みんな、海外の戦場にはいきたくないよね、と思わず納得する結果でした。

2023年7月20日 収録


台湾国会議長ら与那国訪問団の狙い~米国引き込みに「日本重視」【半田滋の眼 NO.82】

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。日本で最も台湾に近い与那国島。突然、台湾立法院院長を団長とする台湾議員団がやってきました。町は歓迎を示しましたが、実は東京から古屋、山谷えり子、杉田水脈各議員の議員団が来島して歓待し、さらに帰台する議員団と共に高速船で台湾に渡り、現地で民進党幹部らと面会するなどしました。与那国での記者会見は、ともに中国の膨張に対抗しようという決意表明でした。この時期に、台湾の有力政治家が国境の島を訪問したのか。背景を解説します。

2023年7月20日 収録


世界で米軍と自衛隊しか使わないオスプレイ 佐世保にやってくる【半田滋の眼 NO.81】20230622

防衛ジャーナリスト半田滋のわかる!解説

佐賀空港に自衛隊オスプレイを配備する話、粛々と政府は自分の理屈ですすめ、反対のある中着工を強行し、24時間体制で突貫工事を行うとのこと。何でそんなに慌てるのか、背景には木更津駐屯地へのオスプレイの仮置きの期限があります。しかし、そもそもオスプレイっていりましたっけ。実はオスプレイは、世界でも米軍と自衛隊しか運用していない期待です。イスラエルは、いったん契約しましたが、キャンセルしました。安全性にどうしても疑問がのこるからです。そういう根本的な点も指摘しつつ、佐世保の工事着工の問題を解説します。

2023年6月22 収録


ポンコツ武器は購入停止!日本にそんな金はない【半田滋の眼 NO.80】20230622

防衛ジャーナリスト半田滋のわかる!解説。防衛費を確保するためにあれもこれも財源をかき集める法律が国会を通りました。それでも、5年で43兆円の異次元の防衛費を捻出するには、赤字国債と増税しか道はありません。政府のごまかしに騙されないようにしなければ。そして何より、購入予定の武器は、ポンコツ、米軍の廃棄品、日本では役に立たない仕様品が多数。考えて、何が必要なのか、厳選することから始めなければ、日本はピカピカの武器の山に埋もれて、かゆをすする国民がいる国に成り下がります。内はともあれ、現実を知ることから。

2023年6月22日 収録


軍需工場を国営化?どこに行く日本【半田滋の眼 NO.79】20230525

防衛ジャーナリスト半田滋のわかる!解説。防衛費を確保するためにあれもこれも財源をかき集める法律が国会を通りました。そして、その財源を使って、これまで米国兵器の爆買い兵器ローンの支払いに追われ、代金支払いを渋り利益率も低く抑えた結果撤退続出の国内防衛産業に資金を提供する法律も作ることになりました。

防衛装備品等について採算が取れず撤退するときには、国がこれを買い上げて稼働させよう、取引先も広げる必要があるから武器輸出禁止3原則はやめて「防衛装備品の海外移転」をすすめよう、というわけです。

その先にあるのは、どんな日本? 先々を考えてやってる施策ですか?という疑問を、半田さんに丁寧に答えていただきました。

2023年5月25日 収録


警戒1か月!飛んでこない北朝鮮軍事衛星【半田滋の眼 NO.78】20230526

防衛ジャーナリスト半田滋の基本の基から重点解説。覚えておられるでしょうか?4月、唐突に防衛大臣の記者会見と共に「北朝鮮が軍事偵察衛星を打ち上げる、危ないから撃ち落とす準備をする、そのために南西諸島にミサイルを配備する」というニュースがありました。あれ、どうなったんでしょうか。北の偵察衛星の打ち上げのニュースはありませんよね。誤解があるようですが、あの命令は北の衛星の打ち上げが失敗して破片や一部が落ちてきたら危ないから撃ち落とそうというものでした。打ち上げはいまだになく、打ち上げの見通しすらなく、しかし、準備命令は出っ放し、沖縄の先島諸島にはPAC3を配備しっぱなし、関係する県市町自治体の当該部署は24時間体制で警戒中。へとへとになっています。これまで北朝鮮は衛星打ち上げの際には、日時のみならずブースター等の落下地点も明らかにしており、ほぼ正確な結果が確認されています。勇み足のような今回の破壊措置命令は、結局恐怖をあおって沖縄・南西諸島へのミサイル配備をすすめる口実だったのではないか、と思われます。マスコミも右派SNS民も、広報戦略に無批判にのせられて、日本自体には利益のない軍備急拡大に世論を誘導しているのではないでしょうか。のせられない、騙されないための情報をここからどうぞ。

2023年5月25日 収録


スタンドオフミサイルはなんのため?ごまかしの防衛政策~三菱重工に発注したミサイルからわかること【半田滋の眼 NO.77】20230420

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。上空の人工衛星の破片を撃ち落とすつもりか、今PAC3が先島諸島に展開されています。いつの間にか沖縄は島自体が基地のようになってしまいました。政府はトマホークの購入と共に三菱重工にスタンドオフミサイルの開発量産に関わる契約を締結しました。敵のミサイルの届かないところから撃つことで自衛隊員の安全も守れると言いますが、そんなことが戦争で通用するでしょうか。射程1000キロのミサイルをどこにおいて沖縄に上陸する「敵」に反撃するつもりでしょうか。政府の不思議な理屈にきちんとした反論がないまま、現実は進みます。敵基地攻撃を認め、自ら出かけて戦争をする国になろうとしている日本の現実をおさらいします。

2023年4月20日 収録


スーダン自衛隊機派遣/陸自ヘリ墜落のなぜ?【半田滋の眼 No76】20230420

防衛ジャーナリスト半田滋のトコトン解説。混乱のスーダンからの邦人避難のために自衛隊機を派遣する命令が出ました。アフガニスタンでの失態を教訓に今回は早期の対応となった模様です。今回のメインテーマは、宮古島での陸自ヘリ墜落。師団長の現地視察の背景と半田さんも経験のある自衛隊機のヘリ事故の原因について現状での分析をお伝えします。

2023年4月20日 収録


完成するのか? 迷走イージス【半田滋の眼 No75】20230315

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。ついに日本は防衛費が文教予算や公共事業費を抜いて突出する国になりました。皆が生活をどうするか悩んでいるのに、青天井で言われるがままに防衛費だけは大盤振る舞い。おかしくないですか。防衛予算には、どう考えても不合理な例の「イージスアショア」陸におくイージスシステムを船に載せるという大胆なプロジェクトが含まれます。その計画の迷走ぶりと到底役に立ちそうもないイージス搭載艦の実態をじっくりお伝えします。

2023年3月15日 収録


何に使う?爆買いトマホーク 【半田滋の眼 No74】20230315

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。日本政府が2000億円超で購入を決めたトマホーク400発、何に使うのでしょう。国会でも、首相、防衛省の答弁は迷走。トマホークは、いまのところ船に搭載して、地上に向けて撃つ対地ミサイルです。政府はこれを日本のどこでもどこかの国が侵攻してきたときに使うというのですが、嫌な予感がします。そう、南西諸島や九州に上陸した「敵」に向かった自衛隊が撃つ?そこに住民がいるのに?日本の兵器の爆買いは、戦略も戦術も考えなしの机上の空論、砂上の楼閣になっていないか。トマホークとイージスアショア搭載艦は、最も無駄な防衛費の使い道ではないのか。立ち止まって、しっかり議論しましょう、岸田さん。

2023年3月15日 収録


沖縄は「令和の捨て石」か? 南西諸島を要塞化へ【半田滋の眼 NO.73】20230209

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する沖縄の危機のリアル。沖縄では米軍と一体化した訓練が日常化し敵基地攻撃の可能なミサイル配備も着々準備されています。沖縄は米軍の前線となり日本本土防衛の捨て石にされるのか。取り返しのつかない惨状を繰り返さないためにまずは知ることから。

2023年2月9日 収録


ドイツ、ウクライナに戦車供与の決断【半田滋の眼 NO.72】20230209

防衛ジャーナリスト半田滋の解説。ウクライナ戦争は1年を迎えようとしています。NATOはロシアとの戦争を避けるために細心の配慮をしてきましたが、ここにきて最新鋭戦車をウクライナに供与することで足並みをそれ得ています。その背景と、なぜ、ドイツが慎重だったのか、その後ゼレンスキーは戦闘機の提供も求めていますが、これには消極的な各国の考えの背景を解説いただきます。しかし、それにしても、戦争は始めたら終えることは非常に難しい。そのことを日本は教訓として、国民を守るために何をしているのか、それも心配になります。

2023年2月9日 収録


これでわかる!敵基地攻撃と日米一体化~防衛費倍増の闇【半田滋の眼 NO.71】20220104

防衛ジャーナリスト半田滋が日本の防衛政策を徹底解説。防衛費43兆、GDPの2%、岸田の進める安保政策のどこが問題か、日米一体化、敵基地攻撃と言われるものの本質を歴史的視点と数字を交えて伺います。

2023年1月4日 収録


防衛費43兆、掴み金!ガラクタを買っている日本【半田滋の眼 NO70】20221129

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。イージスアショア グローバルホーク 偵察衛星・・。 それに税金をいくら使うのか、誰も品質や目的を明確にしないまま、防衛費は5年で43兆という金額だけが決まりました。これだけの金があれば給食費の無償化も小学校の30人学級も、次世代の日本の活力を育てることにつぎ込めばよいのに。米軍がすでに使えないとして退役させた偵察機をこれから次々整備し、見通しのないイージスアショア搭載のイージス艦(概念矛盾ですよね)の建造に巨費を投じる。この国はどっちを向いているのか。ここはよ~~~く考えたいと思います。

2022年11月29日 収録


日本は先制攻撃する国か~敵基地攻撃と集団的自衛権【半田滋の眼 NO69】20221129

防衛ジャーナリスト半田滋の時事解説。いよいよ日本は敵基地攻撃能力を整備し防衛費を10兆円GDPの2%とする世界第3位の軍事大国となります。専守防衛に徹する戦後の安全保障政策の大転換ですが、国会ではほとんど議論はありません。有事法制の下で、日本と密接な関係にある他国=米国が極東で武力衝突の当事者となり、軍艦や戦闘機が損傷したら、「日本が攻撃されていなくても」自衛隊は敵基地を攻撃することになりかねません。相手国にとっては、日本と戦闘していませんから、日本のこの一撃は国際法違反の先制攻撃と評価されます。日本の全土が反撃の対象となる危険を冒して、いまなぜこのような政策転換が強行されるのか。まずは、その危険性を丁寧に説明していただきました。

収録は、2022年11月29日


米国が台湾防衛にこだわる理由【半田滋の眼 NO.68】20221102

防衛ジャーナリスト半田滋の展望解説。中国共産党の党大会は終了し、権威主義的強硬派の習近平一強体制となりました。米中対立の中で台湾危機を指摘する声はますます高くなっていますが、何が米国に危機感を募らせるのか、その一面を解説します。

収録は2022年11月2日


敵基地攻撃能力 いよいよ岸田政権、国防3文書改定へ【半田滋の眼 NO.67】20221025

防衛ジャーナリスト半田滋の深層解説。今や与党と話し合う野党まで勇ましい軍備増強に疑問も呈さず、国民の生活を犠牲にしても防衛費の増額はやむなしと考えているように見えます。敵基地攻撃能力の保有を正面から認めることを避けて安全保障政策を定めてきた自民党の先人たちのおそれも工夫も蹴飛ばして、粗雑でバランスを欠いた議論が横行しているのではないでしょうか。ここは、歴史的に専守防衛と敵基地攻撃能力の保持がどのように考えられてきたのかを復習し、今そのような能力を持つことで日本の安全が守られると言えるのか、を理解したいと思います。

2022年10月25日 収録


次期戦闘機 日英共同開発へ【半田滋の眼 NO.66】20220927

防衛ジャーナリスト半田滋の背景解説。アメリカからばかり武器を爆買いかと思っていたら、今度はイギリスと戦闘機の「共同開発」。その背景を解説します。「共同開発」の先には、商品としての武器の「輸出」の思惑もあるでしょう。日本の国家としての個性が失われ、「普通の」「どこにでもある」思想と理念の国になっていくのが、寂しいですね。

2022年9月27日 収録


台湾有事でどうなる沖縄・日本 米軍・自衛隊の展開【半田滋の眼 NO.65】22220927

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。奄美・沖縄の南西諸島を戦場に見立てる防衛計画が着々と進んでいます。民間の空港や港湾を利用することも前提です。防衛力増強の抽象的なスローガンは当然のように使われていますが、その現実を想像することは難しい。この地域が戦場になる・・という事態で、あなたは、職場である空港や港湾が米軍・自衛隊の利用に供されたら、そこで働き続けますか。あるいは、戦場になるかもしれないときに、家族とともにどのように島から避難できると思いますか。

戦争にならないように全力を尽くさなければ、日本は再び、国土を破壊し国民を犠牲にする時代を迎えます。勇ましいばかりでは、国も国民も守れないということをしっかり考えなければならないと思います。

収録は2022年9月27日


首都圏配備のオスプレイ 安全なのか【半田滋の眼 NO.64】20220906

防衛ジャーナリスト半田滋のじっくり解説。オスプレイは、世界で米軍と自衛隊しか導入していません。勇猛果敢な?イスラエルでさえ安全性への懸念を理由にキャンセルしました。そのオスプレイが多数、今年中には首都圏を飛ぶことになります。そんな中、米空軍がオスプレイの安全性に問題があるとして飛行中止とし、自衛隊も追随しました。それでも海兵隊は運用を続け、安全性への疑問は解明されないまま、また飛行再開となっています。オスプレイの問題点の基本から始め、配備の問題点をじっくり解説いただきます。

2022年9月6日 収録


どんぶり勘定で防衛費6兆突破!~こんな予算を許すのか【半田滋の眼 NO.63】20220831

防衛ジャーナリスト半田滋の詳細解説。「国防費を5年でGDPの2%、10兆円に倍増する」という安倍元首相の念願実現の第一歩・来年度予算に関して防衛省の概算要求が発表されました。ところが、一体何をいくらで買うのか、作るのか、数字がはっきりしない事項要求、項目だけ上げた要求ばかり。海の向こうの国に届くような攻撃的な武器がこの事項要求で大量に買い込まれることになりそうです。私たちは、教育・科学振興の予算の倍の軍事費を支出し、そのため国債の返済に青息吐息になる国を作りたかったのか・・じっくり考えてみたいと思います。

2022年8月31日 収録


ペロシが招く台湾危機~自衛隊基地も米軍仕様に【半田滋の眼 №62】20220727

防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。政治家生活のレガシーづくりに台湾訪問を強行した82歳の下院議長ペロシ。隣接する日本にとっては大迷惑でした。中国は予告通り、台湾周辺で大演習を始め、実弾もミサイルも無人偵察機も飛び交う事態となっています。これをよい機会に、敵基地反撃能力の整備を言い出す政治家たちがいますが、敵基地反撃能力があったらこうならなかったのでしょうか?台湾問題は、軍事バランスだけでなく高度な外交によって、ガラス細工のような均衡が保たれてきました。台湾有事を声高に叫ぶ人たちは、本当にそうなったら、日本全土が攻撃の対象となり、それ以前に貿易の3割弱は消失する事態を知っているのでしょうか。軍備でしか安全保障を考えられない単細胞の政治家に判断を任せず、日本の安全を確保する道を賢明に選び取るために、知っておきたい日本の実情をどうぞ。

収録は、2022年8月5日(後半は、7月27日)


倍増する防衛費 何に使うのか 攻撃兵器と米国への支払いにため!?【半田滋の眼 NO.61】20220727

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する防衛費倍増の舞台裏。日本の防衛費は、5兆円超。世界では9位の規模でした。それを5年で倍にして10兆にし、米中に次ぐ世界第三位の規模にするのが、安倍元首相の要求であり岸田首相の政策です。ほんとうにそんなにお金が必要なんでしょうか。お金がいるわかりやすい理由もあります。安倍元首相がトランプに約束した米国製戦闘機の爆買いと迷走の末にいったんは取りやめたイージスアショアを「アショア(陸上)」から艦載にしようとする無理を重ねるなど不合理な判断をしたために、兵器の後年度支払い分・ローンが増大するばかり、さらに「反撃能力」保持のために購入する各種の攻撃兵器の支払いも加わるとなると、今の予算では賄えなくなる危険が出てきます。

防衛費といわれるものの実体の解説をうかがうとともに、日本の予算の構成はこれでいいのか、それもじっくり考えたいと思います。

2022年7月27日 収録


中国はどう動いているか~無法者か救世主か【半田滋の眼 NO.60】20220623

防衛ジャーナリスト半田滋の安保解説。中国は地域の安寧を乱す無法国家なのか、背後に冷静な国家戦略をもった地域の安寧の盟主となる存在なのか。そして日本はどう向き合うのか。悩ましい課題を半田さんに訊きます。

収録は 2022年6月23日


参院選 争点化する安全保障 〜倍増する防衛費、敵基地攻撃【半田滋の眼 NO.59】

防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。

2022年6月23日 収録


永遠に完成しない辺野古、海兵隊海外移転もほご?~沖縄復帰50年【半田滋の眼 NO 58 】20220526

防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。今年は沖縄復帰50年、振り返る報道も多かったのですが、沖縄の米軍基地の将来はますます混沌となりました。辺野古基地計画は、右往左往の上に、もともと米軍が作っていた基地構想図にのって、本土と沖縄地元の建設・土木資本の綱引きもあり、紆余曲折を経て現状の計画になりました。その長い歴史と今後も続く基地建設が抱える問題点を整理します。そして、沖縄から米軍・海兵隊をグアムに移転させ、その負担を軽減していくという政府の宣伝も、実は米中対立の中で到底維持は出来ず、むしろ、沖縄に海兵隊が残り、米軍が増強される方向で再編が進んでいくのではないかとの疑念についても解説していただきます。

2022年5月26日 収録


バイデン岸田会談 ウクライナ情勢と台湾有事【半田滋の眼 NO.57】20220526

防衛ジャーナリスト半田滋の解説。バイデンは台湾有事に関与し、日本はその手助けをするのか・・・。ウクライナでの欧米の最先端武器の供与などの軍事支援が戦争をさらに激化させ、停戦も終戦も先が見えない状況になっています。その推移を中国はどう見ているのか、台湾有事に周辺国がなすべき役割は何か、戦争を始めないためにできることはないのか、悩みは深い問題を語っていただきます。

収録は、2022年5月26日


ロシアの戦争犯罪 ウクライナの戦況【半田滋の眼 NO.56】

防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。ウクライナで何が行われたのか、ロシアは核使用を考えているのか、日本ができることはないかを考えるための基礎知識をじっくり解説します。

2022年4月21日 収録


中枢機能を破壊せよ 拡大する敵基地攻撃能力【半田滋の眼 NO.55】2022年4月21日 収録

防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。「敵基地攻撃能力」をどう言い換えるか?というニュースが飛び交ています。自民党安全保障調査会は、来週には安全保障に関する提言をまとめますが、主題は、敵基地攻撃能力を保持することと防衛予算を今の2倍にすること。「敵基地攻撃能力」という言葉は、言いかえても本質は変わりません、敵基地攻撃能力とは何か、どんどん何をするのか境界はあいまいになり、それは日本の防衛に役に立つのか、最終的に安保法制で認めることにした集団的自衛権の行使として共通の武器を備えて日本ではなくアメリカのしたい戦争にともに参加するということになるだけではないのか。ややこしい話を腑分けして解説します。

2022年4月21日 収録


「核共有」本気なのか 【半田滋の眼 NO.54】20220322

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する「核共有」の現実。

ヨーロッパで言われる「核共有」は、アメリカの核を共有するのではなく、アメリカの所有する核兵器を運搬するだけ。発射ボタンを持っているのはアメリカです。見捨てられる恐怖と巻き込まれる恐怖のはざまで生まれた「核共有」ですが、フランスは核共有を拒否して自前の核を持つ道を選んでいます。今時使えない核を国内に抱え、他国でアメリカが核を使えば報復される危険がむしろ高いのではないかという議論もあります。日本では、どうか。非核三原則との関係はどうするのか。「核共有」したとき近隣との関係はどうなるのか。北方領土にロシアの核がおかれるのは必至ですし、中国北朝鮮の警戒感も各段に上がるのではないでしょうか。これこそ抑止力のわな、果てしのない軍拡、軍事的緊張を引き起こすことは目に見えています。岸田政権は「核共有」議論をどう料理するつもりなのか、半田さんにうかがいます。


ウクライナとNATO~プーチンの懸念とその結末【半田滋の眼 NO.53】20220322

防衛ジャーナリスト半田滋のウクライナ解説。ウクライナのNATO加盟問題、発端は2008年のNATO首脳会談。ブッシュ大統領が突然「ウクライナとジョージアのNATO加盟」を提案しました。驚いた独仏がこれに反対し、将来の加盟を支持する玉虫色の決着となったのです。今に至るウクライナをめぐる大国の駆け引きと国内事情、ちょっと違った観点から半田さんにお話いただきます。

2022年3月22日 収録


アフガニスタン退避失敗 自衛隊法改正の愚【半田滋の眼 NO.52】

アフガニスタンでタリバンがカブールを制圧してから半年、当時日本では、日本大使館や政府関連機関で働いていたアフガニスタン人スタッフと家族を脱出させられなかった点が大問題となりました。政治家の中には、混乱するカブール市内に自衛隊が出かけて関係者を救出すべきであったかの発言もありました。当時の議論を踏まえ、政府は自衛隊法の改正を行われようとしています。しかし、ほんとにこれで問題は解決するのか、自衛隊の「活躍」の場は広がるように見えますが、安全が確認できなくても何か策がありそうなら、あとは現場でよろしく、というような政治家の無責任な丸投げで緊迫の現場での「救出」作戦などしてよいのか、防衛ジャーナリストの半田滋さんが解説します。

2022年2月24日 収録


ロシア、ウクライナ侵攻! 戦闘はどこまで?【半田滋の眼 NO.51】20220224

風雲急を告げるウクライナ、防衛ジャーナリスト半田滋さんに現状、背景、今後を解説いただきます。ロシアは、サイバー攻撃と精密な物理的攻撃を組み合わせ、ウクライナの防衛システムと空港の機能を無力化したようです。戦闘が広範囲に広がる可能性は現状ではあまり高くないと思われるものの、国際法を無視した実力行使が許されるべきではありません。では、世界がロシアの行為を止めることができるのか。人的被害が拡大すれば、戦争は当初の目的や意向とは関係なく、とどめようがなくなる可能性があります。何をなすべきか、考える材料を提供します。

2022年2月24日 収録


核兵器禁止条約 背を向ける日本【半田滋の眼 NO50】20220126

追記 収録後、核禁条約初の締約国会議はコロナ感染の拡大によって延期となりました。しかし、日本の姿勢も取り巻く状況も変わっていません。

防衛ジャーナリスト半田滋の眼のつけどころ。核兵器禁止条約が発効して一年。日本は国際社会で唯一の被爆国であることをしばしば強調し「核なき世界」を目指すかのような発言をしながら、自身が米国の核の傘のもとにあることを理由に、核保有国を除く多くの国々が参加する核兵器の使用を違法と断じこれを禁じる条約は批准せず背を向けています。この間、「核の傘」のもとにある国の中からも締約国会議にオブザーバー参加を表明する動きが出てきました。日本が国際社会での地位を高めていくために、何をしなければならないのか、半田さんにうかがいました。

収録は、2022年1月26日


北朝鮮ミサイル連射 何が狙いか【半田滋の眼 NO.49】20220126

防衛ジャーナリスト半田滋の安全保障レポート。2022年の幕開けと共に、北朝鮮のミサイル発射の頻度が急増。しかも、微妙にそれぞれ違った種類のミサイルだったり、発射方法だったり、緻密な計画に基づき成果を確認しているように見えます。そういえば、あの「Jアラート」は全然鳴りません。では、これらのミサイルの意味はどこにあるのか、日本はこれを迎撃できるのか、出来ないから「敵基地攻撃」能力の整備に走るのか、このニュースの背景と意味を解説します。

収録は、2022年1月26日


台湾有事は日本有事か 安保法制を踏み越える?【半田滋の眼 No.48】20211222

防衛ジャーナリスト半田滋のレポート。台湾有事に自衛隊を出すかの発言が政治家から飛び出しますが、あの安保法制でさえ無視した勝手な解釈まかり通り、国民を巻き込む危険には関心がないようです。半田さんは、どこかで武力による台湾統一もあると可能性は否定しません。そうであればなおさら、戦争をしないために何をするか、もう一度考える必要があります。

収録は2021年12月22日


沖縄米軍200人超のクラスター 水際打つ手なし【半田滋の眼 No.47】20211222

防衛ジャーナリスト半田滋の深層レポート。オミクロン株の市中感染が確認されましたら、沖縄では、基地従業員、市中にすむ米軍人化rあオミクロン株が確認され、さらにキャンプハンセンを中心に200人を超える感染者のクラスターが発生していることが判明しました。米軍は、地位協定で日本への入国手続きに関する法律の適用を受けません。検疫もなく、世界各地から直接在日米軍基地に数百人規模で日常的に転勤してきます。そして、基地のゲートから日本にでいるするのに、何の規制もなく、日本から検査を求めたり行動を制限する権限はありません。今回に限らず、この問題は、これから繰り返されるパンデミック現象を考えるうえで避けて通れません。まずは、沖縄の現状と問題の背景をレポートします。

2021年12月22日 収録

収録後に、松野官房長官が、米軍が検体を本土に送りゲノム検査をすること、地元自治体と協力して変異株検査をし結果を報告する と発表たとの報道がありました。しかし、これまでの対応を見ると、その約束が国民の感染予防に役立つだけの迅速さと詳細さをもって果たされるのか、疑念を持たざるを得ません。


中国、習氏3期目に 歴史決議って何?【半田滋の眼 NO.46】20211117

防衛ジャーナリスト半田滋の分析。中国はどこに行くのか、隣国として日本はどうあるべきか、国内での権力を強化し、事実上の「独裁」を確立しようとする習氏は本当に台湾を武力で統一しようとするのだろうか。半田さんは、米中の対立の中で、相互の国内政治の事情から武力での統一の危機が生じることを心配します。日本の立ち位置はどうなるのか、田岡俊次さんとは微妙に違う半田さんの分析もどうぞ。

収録は、2021年11月17日


自衛隊明記 緊急事態条項~迫る憲法改正【半田滋の眼 No45】20211117

防衛ジャーナリスト半田滋のわかりやすい軍事解説。今回は、半田さん的総選挙分析から。野党連携は効果はあった、今後の展望を考えれば「この道」しかないというのが結論です。そして、急激な憲法改正論議開始の機運の危険も指摘します。

収録は、2021年11月17日


誰のための「いずも」空母化 日本防衛に「大穴」?【半田滋の眼 No44】20211019

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する「防衛力強化」の実態。自衛隊は「いずも」を空母化し対潜水艦能力も高めるとしています。ところが、空母にするために甲板を改良した「いずも」では、先ごろ米軍のF35Bが離発着訓練をしました。米軍が岩国配備しているF35Bは、米海軍佐世保基地の強襲揚陸艦「アメリカ」と組み合わせて出撃します。実は、「アメリカ」は揚陸艇や水陸両用車を搭載できる艦内ドックを持たない事実上のミニ空母で、「いずも」型と全長、全幅ともほぼ同サイズ・・・。うん??これは偶然でしょうか。米軍は、空母、巡洋艦、駆逐艦などで編成する重厚長大な空母打撃群は「小規模作戦に対応するにはコストがかかり過ぎる」として、強襲揚陸艦を空母代わりに使う遠征打撃群の活用を始めていますが、「いずも」は求められるぴったりサイズ。米艦艇の代替が十分可能です。でもそうすると日本の対潜水艦能力には穴が開きませんか。本当に「日本の防衛」を考えた政策が行われているのか、本来なら国会が監視すべき事項ですが、全くスルーのこの現実。

収録は、2021年10月19日


総選挙の争点④ タカ派の国防 防衛予算と敵基地攻撃【半田滋の眼 NO.43】20211019

総選挙の争点④ 日本の防衛政策、日米安保を追いかけてきた半田滋さんにきく、敵基地攻撃能力と防衛予算GDPの2%超(5兆円も増額?)公約。聞けば聞くほどばかばかしく、なんて壮大な無駄なのでしょう。ちょっとは合理的な平和主義者かと思われていた岸田さんの総裁選以降のタカ派ぶり。野党の政策には財源は?としばしば批判が起こりますが、どこから5兆をひねり出すのか、その説明もありません。半田さんが繰り返しますが、侵略には能力と意思が必要です。能力があっても意思がなければ戦争にはなりません。日本への侵略の意思を持たせない武力ではない総合的な安全保障政策が今こそ求められているのではないでしょうか。「敵基地防衛能力」のまやかしの総集編。

収録は 2021年10月19日


在日朝鮮国連軍 クイーン・エリザベス率いる空母打撃群も朝鮮国連軍?【半田滋の眼 NO.42】20210915

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する目からうろこの日本の安全保障。今回は、知る人ぞ知る日本にいる国連軍。横田基地に司令部があり、アメリカだけではない各国の軍艦、軍用機を日本の基地に受け入れている。この秋には、英原子力空母エリザベスとその艦隊が横須賀の米軍基地や各地の自衛隊基地にもやってくる。日本人は外国の軍隊が日本の港や空港に来ることに抵抗がないが、独立した各国では、他国の軍隊が寄港し上陸するには、それぞれ根拠と理由が必要で、そのために親善・友好の儀式を行う。今回はどうするつもり?さらに、将来、南北平和条約が結ばれて朝鮮戦争が名目上も終了すれば、国連軍は解散。そうなったとき、日本と諸外国の関係はどうなるのか。考えさせられる課題でした。

収録は2021年9月15日


北のミサイル、脅威の実体/アフガニスタン邦人輸送、失敗の原因【半田滋の眼 NO.41】2021年9月15日

防衛ジャーナリスト半田滋さんが冷静沈着に解説する安全保障と防衛力。北朝鮮が発表した「巡航ミサイル」の実験、弾道ミサイルとは異なる耳に新しい武器ですが、その現実の脅威度はどの程度なのかをうかがい、後半は、アフガニスタンからの自衛隊機での邦人退避の「失敗」の本質を検討します。総裁候補が話題にする自衛隊法の改正は必要なのか、今回の事態を教訓に何をするべきか、課題は単純ではなく、総合的多角的に現状をとらえ、長期的見通しの下に合理的な準備をする力を日本が持ちうるのか、という大問題が鮮明になります。

収録は2021年9月15日


洋上イージス予算化、断念 防衛省、衆院選対策で【半田滋の眼 NO.40】20210818

防衛ジャーナリスト半田滋がしつこく追及するイージスアショアのなれの果て。24時間365日、北朝鮮のミサイルを監視し国民を守るはずだったイージスアショア2基。でも、その前は、イージス艦8隻あれば、24時間隙間なく国民を守れると政府は言っていたのに。現場が求めないイージスアショアをなぜ無理やり買ったのか、もちろん安倍トランプ会談で押し付けられほいほいとその気になってしまったから。ところが、実際に配備を検討しだすと、地元は大反対、お粗末な適地選択の過程も明らかになった。しかも、防衛省がそれまでかたくなに否定していたブースターの基地外落下が否定できないからという理由でイージスアショアの配備をあきらめることになった。それなのに、今度は発注済みの陸上イージスレーダーを船に載せて活用するおバカな案が急浮上。もともと船に載せるという制約のない陸上配備前提の装備は、小型化の工夫なんかないから大きい。それを載せる大きな船を2艘作ったら1兆円にちかくなる。なんてことなんだ、キャンセルできないのかと思うが、役人はそんなことはできない。というような、日本の防衛に何が必要なのかを総合的に考えたわけではない浪費、濫費が横行する武器爆買いの現場を解説します。

収録は、2021年8月18日


アフガン全土陥落、米軍撤退~911から20年、日本もかかわった報復戦争【半田滋の眼 NO.39】20210818

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海に沈んだ北朝鮮工作船【半田滋の眼 NO.38】20210716

防衛ジャーナリスト半田滋の安全保障あれこれ。海保に追いかけられた北朝鮮工作船が自爆、轟沈して、20年。事件は忘れられようとしていますが、この時の工作船は引き上げられて展示されています。この事件は、貧しくても任務追行のために周到に準備し捕まるよりも死を選ぶ兵士を多数かかえる隣国の姿を垣間見せました。事件を振り返り、回収された装備等からその目的と実力を推理し、合わせて拉致問題の解決にどれだけの覚悟を持って臨んでいるのか、政府の対応にも一言。いつもとちょっと違った半田節をどうぞ。

収録は 2021年7月16日


令和のゼロ戦!?次期戦闘機開発に1兆4千億!【半田滋の眼 NO.37】

防衛ジャーナリスト半田滋の早すぎるスクープ!防衛省は自前の戦闘機開発「令和のゼロ戦」を目指すそうです。開発費だけで1兆4000万円!いったいなぜ純国産にこだわるのか、そもそも戦闘機は日本の防衛にどのような役割を果たすのか、戦闘機問題を出発点に日本の防衛費を考えます。

2021年7月16日 収録


中距離ミサイル配備へ 住民は避難できるのか【半田滋の眼 NO.36】20210615

防衛ジャーナリスト半田滋の眼。米中対立の激化とともににわかに台湾侵攻が言われる中、日本は沖縄を中心に中距離ミサイルの配備を始めています。それは専守防衛ではなくいつでも敵基地攻撃力となり、日本を仮想的として具体的に標的にする国ができても文句は言えません。しかし、いったん戦争となれば日本全土の米軍基地と共存する自衛隊基地は相手にとってはたたくべき標的となり、特に再び沖縄を本土防衛の捨て石にすることはなりはしないでしょうか。その結果、アメリカの戦略に組み込まれた不沈空母となることが「日本の独立と安全」に本当に資することになるのか、不都合で聞きたくない真実ではあっても、考えなければならない課題を解説します。

収録は2021年6月15日収録


狙いは住民監視か 強行採決!?土地取引規制法案【半田滋の眼 NO.35 】20210615

にわかに注目を浴びる安保目的の土地取引規制法案。今日、6月15日には参議院でも採決が強行されようとしています。14日に国会で参考人として意見を述べた防衛ジャーナリスト半田滋さんに、安全保障政策を深堀してきた記者の目から問題点を指摘していただきます。

対象も調査の対象も、手法も「内閣総理大臣」に丸投げされている条文からは、日本全体がもれなく対象地域になり、誰でも情報収集の対象にすることが可能なことがわかります。こんな法律をコロナ禍の混乱の中で強行採決しようとする政治って何なんでしょう。

収録は2021年6月15日


馬毛島基地化で 佐世保は米空母の拠点に【半田滋の眼 NO.34】20210511

防衛ジャーナリスト半田滋が見続ける日本の安全保障体制。160億で買った馬毛島。そこには、米軍空母の離発着訓練場が作られます。しかし、これは馬毛島だけの問題ではありません。横須賀と岩国、佐世保も連動する米軍の「日本基地」活用の転換点ともなります。折から緊迫する東アジアの軍事的対立の中で、日本が負わされる負担は何になるのか、じっくり考える必要があります。

今回はちょっと難しいパズルのような話も含めて、深層に迫ります。

収録は、2021年5月11日


英仏独の欧州勢も 緊迫のインド太平洋へ【半田滋の眼 NO.33】20210511

防衛ジャーナリスト半田滋がやさしく語る日本と世界。

日米首脳会談共同声明以降、にわかにクローズアップされた「台湾海峡の平和」。関与するのは米国とさらに一体化したわが日本か、と思っていたら、今年は英仏独、ヨーロッパの主要国がそれぞれに艦船を出し、自衛隊と共同訓練をする状況になっています。これは何なのか、ヨーロッパは何を考えて、地球の裏側のインド太平洋に出張ってきているのか、実は、そこにはミドルパワー国家の協働による超大国の直接対決の回避という超長期戦略があるようにも見えます。地球規模で、インド太平洋を考えてみようと思いました。

収録は、2021年5月11日


【半田滋の眼 番外編】米中対立下の日本の防衛 抑止力の罠を超えて(柳澤協二×猿田佐世)20210428

半田滋の眼に、柳沢協二さんと猿田佐世さんをお招きして、日本の防衛政策を考えます。にわかに沸き起こる「台湾有事」と求められる日本の関与。巷にあふれる反中感情に動かされて、軍事力で対抗する愚を指摘し、互いに相手を叩き潰そうとする抑止力の罠を警告してきた安保防衛政策のプロの提言をお聞きします。

収録は2021年4月28日

※新外交イニシアティブの「抑止一辺倒を越えて―時代の転換点における日本の安全保障戦略」はこちらのURLから見ることができます

https://www.nd-initiative.org/researc...


弾道ミサイルが日本に配備される日【半田滋の眼 NO.32】20210407

防衛ジャーナリスト半田滋の眼。日米首脳会談、安倍さんの時はカジノ解禁とイージスアショア、戦闘機の爆買いを押し付けられましたが、今回はどうなるでしょうか。バイデンの中国封じ込め政策に参加することになれば、「弾道ミサイルを在日米軍基地に配備すること」がお土産になりそうです。そうなれば、引き返せない形で、沖縄はさらに重い負担を強いられて中国との最前線の守りを担うことになり、日本全国の基地にも配備は広がるでしょう。日米同盟を基軸としても、「ふつうの独立国」として日本を代表する政治家が現れないものかと思うのですが。

収録は、2021年4月7日


またも米国の餌食に イージスシステム開発【半田滋の眼 31 】20210407

防衛ジャーナリスト半田滋の眼。イージスアショアの代替という新しいイージス艦の建造。そこには、国辱ともいうべき税金投入が。イージスアショアをアショアではなく船に載せて海上で運用するというのは、そもそも陸上だから作ったサイズのバカでかいレーダーを限られた大きさの船にのせようという点でばかばかしいほどの無理がありました。城を釣り船にのせるに等しく、釣り船をどんどん大きくする必要があります。しかもそもそも米軍が採用しているイージスシステムであれば、もっと小型でよいものがあるのです。ところが、米国はロッキードマーチン社の当時はまだカタログしかない開発中のシステムを日本に押し付け、実験費用660億円も負担させ、さらに、防衛省がもくろんでいた日本企業の参加にも難癖つけてスペイン企業を参加させたうえ、日本の費用で得た成果を利用した新しいシステムをスペイン海軍などに納入しました。

う~~~む、これは国益重視の陣営の方がもっともっと怒らないといけない事態ではないでしょうか。

収録は、2021年4月7日

※番組内で紹介した新外交イニシアティブの「抑止一辺倒を越えて―時代の転換点における日本の安全保障戦略」はこちらのURLから見ることができます

https://www.nd-initiative.org/researc...


必見!あなたも調査対象?基地周辺土地規制 黙って進む変な法案【半田滋の眼 NO.30】20210310

日本の深層でこっそり進む国家の変容、防衛ジャーナリスト半田滋が掘り起こすアヤシイ法制。基地周辺、国境離島の土地について、所有者その他の情報を継続して収集する法案が出てきました。「基地の周辺を中国人が買うとスパイされるかも」「国境の島の土地を韓国人が買うと領土をとられたも同然????」と、じっくり考えると荒唐無稽、杞憂ではありますが、直感的には当然の法律だと思った人もいるでしょう。そう、そういう雰囲気を利用して、この法律では、土地を持ったり借りたりしている状況の実態調査や権利者がどんな人かも調査ができるように定めらようとしています。米軍施設の周辺といわれたら東京赤坂の一等地もふくめ、無人島や過疎地ではない都市のどまんなかの住宅地も対象です。気持ちは悪いし、きっと土地の価格も下がるし、かなり危ない法律です。だいたいバブル期に日本人は世界の大都市、高級リゾートの不動産を買いまくり、さんざんたたかれました。その時の現地の偏見が裏返しになって日本を覆いつつあるのかもしれません。

収録は2021年3月10日


【半田滋の眼 NO.29】菅お得意のアメとムチ 馬毛島反対の地元に降りかかる圧力20210310

防衛ジャーナリスト半田滋が解説する菅案件「馬毛島」問題。政府は、米軍空母艦載機の離発着訓練場と自衛隊機の訓練のための新たな基地を整備しようと鹿児島県種子島に近い馬毛島を鑑定評価45億のところを160億も出して購入しました。ところが、馬毛島のある西之表市の市長選挙では、基地建設に反対する現職市長が再選されました。さて、菅政権は、この地元の反対の民意にどう向き合っていくのでしょうか。沖縄辺野古、岩国と、アベ・菅政権は、政府の米軍基地・安保政策に歯向かう地元には徹底したムチをふるい兵糧攻めも厭わず、反対派の首長の落選、容認派市長の当選のためには法の原則をゆがめることもしてきました。西之表市も同じ運命に見舞われるのか。今、馬毛島で始まろうとしている政府の動きを検証します。

収録は、2021年3月10日


コロナワクチン接種はダメ、銃は持て 米軍基地の日本人【半田滋の眼 NO.28】20210210

防衛ジャーナリスト半田滋が問う日本の安全保障、地位協定の現実。日本各地の米軍基地に軍用機や艦船でやってくる米兵には日本の入国審査も検疫もありません。いったん基地に入れば、表ゲートから日本の町に出ることも自由。そんな中で、米軍内でもコロナ感染は拡大し、今基地内では、コロナワクチンの接種が始まっています。では、基地で働く日本人従業員には接種されるのか。政府はこれを拒否します。健康被害について、基地内の接種には補償金が出ないから。他方で、日本人警備員は、日本法では違法な銃の所持を米兵と同等に求められています。軍人ではない、訓練も十分でない日本人から銃を奪おうとする者の標的になった歴史もありました。

問題の根源には、主権を失わせる不平等な日米地位協定があります。基地で働く日本人について考えます。

収録は、2021年2月10日


潜水艦「そうりゅう」衝突 / 利用される日韓関係【半田滋の眼 NO.27】20210210

防衛ジャーナリスト半田滋の時事深堀。9人の犠牲者を出した水産高校実習船えひめ丸と米海軍原潜の衝突事故から20年。その日に、今度は自衛隊の潜水艦が商船と衝突。幸いにも人命に犠牲はなかったものの、原因は共通です。事故が起こった時の官庁の責任をめぐって、軍隊と自衛隊の在り方のおおきな違いを指摘いただきます。そして、行き詰まる日韓関係をテーマに、日韓関係の悪化が米中ロ大国には美味しい状況を惹起している状況も整理しました。

収録は、2021年2月10日


能力高まる「敵基地攻撃」ホントにやる気か、菅政権【半田滋の眼 NO.26】20210106

防衛ジャーナリスト半田滋の眼。その眼が見つめるのは、コロナ対策だけではない、よくわからない菅さんの政策。安倍さんが談話で申し送った「敵基地攻撃能力」の整備は、菅さん自身が「閣議決定も経ていないから拘束されない」といったのかと思ったら、防衛予算を見れば「敵基地を攻撃できる」立派な武器を手にする計画は見え見え。結局、膨大な予算をかけて、専守防衛、日本の領空領域を守るとは言い難いよその国の土地を攻撃できる準備は整った、ということになりそうです。今、私たちがお金をかけるべきはここ???近隣諸国に日本はどうもうちの領空領土を狙っているらしいから用心しようと思わせることの利益は何処に?これも、国会で十分論議すべきでしょうが、与党自民党の中だけで決まった政策が検証されずに形になってしまう典型です。

収録は、2021年1月6日


スクープ!またも米国のワナに嵌るのか 次期戦闘機をめぐるアヤシイ動き【半田滋の眼】20210106

防衛ジャーナリスト半田滋が暴露する日本の安全保障政策の闇。コロナ騒ぎの陰で、粛々と進む次期戦闘機の配備計画。防衛省が自民党部会に提出した資料を基に、次期戦闘機のとんでもコンセプトに迫ります。アメリカに過去2度、煮え湯を飲まされてきた日本は、今度は自立した国家として当然の交渉が可能なのか。日本が今後、苦しい財政のもとで、経済を再建する必要があるときに野放図なまでに膨張した防衛費をこのまま放置してよいのか、疑問はむくむくと膨らみます。国会開会前に、本来問わねばならない課題を解説します。

収録は2021年1月6日


【半田滋の眼 NO.24】敵基地攻撃、装備は着々 20201202

防衛ジャーナリスト半田滋の時事解説。安倍さんの置き土産の「敵基地攻撃能力の保有」提言。菅さんは、親離れか?その継承を表向き否定し、防衛力整備の方針には明記しないことにしたようです。でも、実は、装備は着々。言わないだけで、実態は「敵基地も攻撃する国家」になってきました。専守防衛なら不要な、他国を攻撃するときしか使わない武器が購入され、運用されようとしています。静かに進む無定見な軍事大国化。表向き明言しないのは、やっぱり選挙対策なのか。

収録は2020年12月2日


【半田滋の眼 NO.23】スクープ!護衛艦は驚きの5000億円 イージス・アショア代替案

イージスアショアはやめたはず、しかし、逆に焼け太り。代替案は、2隻の巨大イージス艦建造に向かっています。5000億ですって!!!!冗談ではありません。

防衛ジャーナリスト半田滋が、防衛省の焼け太り、値段も決まらぬイージスアショア代替案検討の中間報告をすっぱ抜く!

収録は、2020年12月2日


【半田滋の眼】海上自衛隊が中国封じ込め 南シナ海、インド洋で共同訓練

防衛ジャーナリスト半田滋の見る世界。菅バイデン電話会談で、最初に上がるテーマが「尖閣有事にアメリカは助けてくれるのか」。どうして、そんなに心配なんでしょうか。安保条約5条と6条、そこに心配のタネがあるらしい。その心配が安倍前首相は米軍と戦争のできる自衛隊を目指し、米軍との一体化を進めてきたようです。そして、今自衛隊は、米軍のみならずインド・豪州とともに、中国封じ込めの最前線に立とうとしています。私たちが知らないうちに。その実情をやさしく解説します。

収録は、2020年11月12日


【半田滋の眼】バイデン次期大統領なら どうなる外交・防衛と日本

半田滋の眼、どこよりも早い!徹底解説

防衛ジャーナリストとして、日米関係を取材してきた半田滋さん。その目に、バイデン政権はどう見えるのか。日本に対する米国の要求に変化はあるのか、気になる政策を伺います。

これで、トランプが逆転したら、お許しあれ。

収録は、2020年11月5日


【半田滋の眼】NO.20 防衛費究極の焼け太り 洋上イージス+敵基地+衛星? 20201007

防衛ジャーナリスト半田滋が迫る日本の防衛政策。

今回は、イージスアショア配備撤回を口実にした政府自民党のトンチキな焼け太り大作戦。国会での論戦のないままに、12月には、閣議決定で防衛計画に組み込まれそうです。

騙されてはいけない。「市街地へのブースター落下回避ができない。回避策に12年の時間と膨大な費用が掛かる」というのは、イージスアショア配備撤回の真の理由だったのかという問題はさておき、陸上イージス配備は撤回した→ミサイル防衛にほかの方法が必要→迎撃して抑止では無理だから敵の基地を攻撃できるようにしないといけない・・と「敵基地攻撃能力保有」に結び付けたトンチキのみならず、今度はやめたはずのイージスを洋上に配備する3案を検討するトンチキ。え!イージスアショア配備停止=敵基地攻撃能力保有+洋上イージスですか?何をやりたいのか、さっぱりわからない。配備中止に巨額な支払いが必要なアメリカとの密約でもあるのか???海上イージスには弱点があるから是非とも陸上にとあれだけごり押ししておいて、今度は洋上に是非ともというご都合主義。

学術会議問題の陰で進められようとしてる「専守防衛」のあからさまな放棄に気づかないと私ら国民はひどい目にあいます。

収録は、2020年10月7日


「半田滋の眼】No19 スクープ!麻生財務相、潜水艦搭乗は「私事」だった!20201007

防衛ジャーナリスト半田滋のスクープレポート。安倍政権は、お友達と楽しむことが大好きでしたが、このたび明らかになったのは安倍さんの盟友麻生財務相の密かな楽しみ、潜水艦潜航体験。5月のとある土曜日。横須賀から出航した海自の潜水艦は東京湾を出て、海中へ。乗り込んだ麻生財務相には、防衛事務次官、統合幕僚長、海上幕僚長、潜水艦司令官らそろった幹部は手厚い接遇をし、昼食には名物のカレーライス。その一部始終を解明しました。

2020年10月7日収録。


【半田滋の眼】No18下 安倍談話「敵基地攻撃能力」 自衛隊、宇宙でも米軍と一体化へ 20200916

自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋が、安倍さんの置き土産「敵基地攻撃能力」談話を徹底解説。ミサイルを防御するというイージスアショアをやめて、その代わりがどうして敵基地攻撃の保持になるのか、自衛隊は敵基地(他国の領土)を攻撃する軍隊になるのか。敵のミサイル基地を攻撃するのは事実上不可能なほど困難です。攻撃したければミサイルの発射の瞬間から常時監視が必要です。自衛隊はその情報取得のために米軍の地球全体を監視する衛星網構想に参加する意欲があり、すでにそれば進んでいます。

私たちは、ダマされやすい。細切れの情報、ことさらに目立たなくされた情報をつなぎ合わせ、政権の意図を監視していかなければなりません。半田さんの解説はその大きな力になります。

前半と合わせてどうぞ。

収録は、2020年9月16日

前半【半田滋の眼】No18上 「安倍政権の7年8ヶ月 自衛隊のトンデモない変質」はこちら↓

https://youtu.be/q36KFE4wF5s


【半田滋の眼】No18上 安倍政権の7年8ヶ月 自衛隊のトンデモない変質 20200916

自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋の振り返る安倍政権の7年8カ月。米軍輸送艦に乗船する母子、ホルムズ海峡の機雷封鎖と私たちはすっかり煽りにのって有事法制をすすめ、安保法制を変えてきました。ところが、今になるとこれらの話はフェイクだったことが明らかとなっています。その後のスーダンの自衛隊派遣の情報も操作して権力の維持に利用し、国民には内緒で「米軍防護」等として南シナ海で米軍始め他国の軍隊と演習をし中国封じ込めにあからさまに参加するようになりました。忘れやすい私たちが、忘れてはいけなかったこの7年8カ月を熱く語っていただきました。

収録は、2020年9月16日

後半【半田滋の眼】No18下 「安倍談話「敵基地攻撃能力」自衛隊、宇宙でも米軍と一体化へ」はこちら↓

https://youtu.be/q36KFE4wF5s


【半田滋の眼】No17  日米一体化 自衛隊は対中戦線の前面に 20200901

自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋のクールな解説。

ほとんど注目もされていない、米軍の「兵力デザイン2030」。今や想定される戦争の姿は大きく変わり、対中国戦略を念頭に米軍の配置を見直す大事な新プランです。これが進めば、米軍にとっての沖縄の位置づけには変化が生じ、それだけではなく、日米一体化のさらなるずぶずぶによって、離島に展開する自衛隊が米国の対中戦略の前線を担うことになりそうです。

国会での議論もなく、国民に警鐘を鳴らす報道もほとんどないまま、連れていかれる先にはどんな世界があるのかと不安になります。安全保障政策も、雲の上の「専門家」にお任せではなく、国民が考えて発言することが今一番必要なのではないでしょうか。

収録は2020年9月1日


【半田滋の眼】No16 スガ案件 馬毛島45億が160億に爆上がり 空母艦載機訓練場20200901

自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋のクールな解説。安倍政権の憲法自衛隊、安保・防衛政策を振り返ります。そして、テーマは、馬毛島を元の交渉値の4倍で巨額買収した防衛省の計画、米軍の圧力に大わらわで対応するいつもの悲しい現実。もはやおそいのかもしれませんが、日本が日本であるために、次の首相が頑張れるのか。市民も、防衛政策安保政策を自ら知り考え選び取る必要があります。そのきっかけをお届けしたいと思います。

収録は、2020年9月1日


イージスアショアは無力⁈自衛隊も「宇宙が戦場」【半田滋の眼 No15】20200804

自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋のクールな解説。実は、兵器の進化はイージスアショアを無力化していた・・・日本は時代遅れになりつつある高額な兵器を引き取らされそうになっていたのかも。そして、時代の先端は「宇宙」。ついに自衛隊も宇宙に進出。小型衛星を次々打ち上げ、世界中を宇宙から監視できるアメリカの計画にも当然協力するのか?「危険な宇宙のごみを粉々に」という宣伝の裏で、もちろん「敵」の衛星を粉々にする能力も取得しようとしているのか。国会の論戦にもならず、知らないところで進みつつある「危険な計画」に今からNOを言わなければ・・・。

収録は2020年8月4日


自民、専守防衛を放棄「敵基地攻撃能力保有」【半田滋の眼 No14】20200804

防衛ジャーナリスト半田滋、静かにそっと進行する安全保障体制の変容を解説します。

イージスアショア配備停止が決まったと思ったら、これを奇貨として実は推進派は「焼け太り」。「敵基地攻撃能力の保有」を防衛力整備計画などに取り込み、憲法改正を回避しながら「専守防衛」を放棄し、日本が攻撃される前に相手を攻撃できる国になろうとしています。「集団的自衛権」を取り込んだ時と同じ手法で。その顛末と問題点を知ると、コロナだけでなくとにかく国会を開いて、開かれた場で議論をすべきではないでしょうか。

収録は、2020年8月4日


【半田滋の眼 No13】辺野古護岸は震度1で崩壊? 20200707

防衛ジャーナリスト半田滋さんのクリアな解説。イージスアショアを費用対効果を検討して配備停止を決めたのなら、もっと見通しのない辺野古は当然中止すべきなのではないのか。辺野古新基地では埋立予定の海底に「マヨネーズ」並みという超軟弱地盤があり、改良工事が必要に。ところが、それでも護岸が震度1の地震でも崩壊する危険があるという調査報告が出てきました。コロナで国会財政もひっ迫する今、地盤改良にを含めて約1兆円を投入し、完成まで12年の歳月をかけて、わずか800人の米軍部隊が利用する基地を作ることが合理的なのか、もう一度、立ち止まって検討しませんか。

収録は2020年7月7日


【半田滋の眼 No12】沖縄米軍基地、コロナ感染95人の衝撃 20200713

防衛ジャーナリスト半田滋さんが4月頭に予想していたとおり、米軍沖縄の米軍基地でコロナのクラスターが発生。その数は、すでに100人弱、情報は日米地位協定の壁で、心配する地元にきちんと伝わりません。韓国では、韓国側がPCR検査を実施しているというのに、日本政府は何の手立て講じないまま。これは、沖縄だけの問題ではありません、東京の横田基地だったら?神奈川の厚木基地だったら?横須賀だったら?頑張って検疫をし、水際作戦をやっても、裏口は開けっ放し。これまでも指摘されてきた「地位協定」の問題点とコロナ対策をあらためてお聞きしました。

収録は2020年7月13日


【半田滋の眼 No11】ホントにできるか「敵基地攻撃」20200707

防衛ジャーナリスト半田滋さんにきく、リアルな防衛政策。イージスアショアの配備停止の「英断」に驚いていたら、「イージスアショア配備停止であいた防衛力の穴を埋めよう!」とにわかに「敵基地攻撃能力」を整備しようという声があがっています。「敵基地」ってどこの敵の?どこの何を攻撃して破壊するのか。実効性がないことは明らかで、何より、「専守防衛」という9条との整合性は測れるのか?疑問が次々湧きます。

収録は、2020年7月7日


【半田滋の眼 No10】首都圏の空にオスプレイ53機 コロナに紛れ、進む配備 20200618

自衛隊・防衛省取材30余年の防衛ジャーナリスト半田滋。コロナの陰で、なし崩しに進むオスプレイ配備に一言。日本の空は誰のもの?爆買い装備だけではない運用面の安保の変質も、国会で十分議論してもらいたい。

収録は、2020年6月18日


【半田滋の眼 No9】イージスアショア配備停止!それなら、辺野古は? 200618

防衛ジャーナリスト半田滋のディープな防衛・安全保障解説。今回はもちろん、みんながびっくりしたイージスアショア配備停止。デモクラシータイムスでは2年以上、その馬鹿さ加減を指摘してきました。これは、河野防衛相の政治的判断なんでしょうか。でも、なぜこの時期に?それにこれが中止なら、費用対効果のもっとアヤシイ辺野古はどうする?アメリカが次に押し付けてくるものは何か、納得の解説をどうぞ。

収録は2020年6月18日


【半田滋の眼 No8】イージスアショア秋田見直し?/米軍基地から大量流出 20200528

防衛省・自衛隊取材30余年の防衛ジャーナリスト半田滋のレポート。イージスアショアは秋田については見直しの機運。しかし、秋田市を見直すだけで、配備は撤回する様子はない。山口県萩市の配備計画は、一番影響のある阿武町の強い反対も何のその、粛々と進められている。この差は何で?という話から、もう一つのテーマは米軍基地から流れ出る泡消火剤の有害物質。大量の流出で普天間では基地内で広範囲に土壌の入れ替えもしたが、日本側には基地内の何がどの程度のものが漏れたのかを確認するための汚染土壌の採取や検査の権限もなく、しかも流出した先の回収や保育園の土壌の入れ替えの費用は、地元持ち。どうしても納得できない現実について、解説する。

収録は2020年5月28日


【半田滋の眼】No7韓国、防衛費削減でコロナ対応、日本は?/コロナもオスプレイも米軍は教えない20200507

自衛隊・防衛省取材歴30余年のジャーナリスト半田滋が読み解く日本。コロナ対策の財源がいる、コロナ後の不況をどう乗り切るか、誰もが持っている不安に政府は答えられているのか。韓国は大胆に国防費を削減しコロナ対策に充てる方針を決め、アメリカからの武器の購入の延期、支払の延期を交渉しようとしています。日本では、財源は国債を発行するというばかりで、トランプの言いなりに爆買いを決めた戦闘機の購入計画の見なおしさえ、全く議論になりません。どうしてなんでしょう。爆買いのいきさつ、そのおどろくべき規模と一歩的な契約内容。知っておかねばならない私たちの税金の使い道です。

収録は2020年5月7日


【半田滋の眼】No6 在日米軍コロナ感染 日米一体化イージス艦まやの共同交戦能力 20200408

防衛省・自衛隊取材30年の半田滋さんが見る日本の防衛、世界の情勢。

今回は、まず、米軍基地のコロナ感染。在日米軍にもコロナ感染は広がってきました。しかし、それを日本側は把握し調査できません。好意にすがって教えていただくだけです。またもや地位協定の壁。この後、感染が大きくなると、日本がいくら空港や港で検疫をしても、米軍基地のゲートからこぼれ落ちてくる可能性があります。

そして、ややマニアックな、しかし、重要な話題。自衛隊の米軍との一体化を進める装備である共同交戦能力、それを載せたイージス艦「まや」が配備されました。今まで、憲法上の問題が生じると言われていた装備です。知らないうちに、自衛隊は米軍の戦略に組み込まれ、もはや逃れられないところまで来てしまったのか、国会でもきちんと議論してもらいたいテーマです。

収録は2020年4月7日


【半田滋の眼 №5】「病院船より先にやること」〜コロナ感染拡大と保健所大幅削減 ますます硬直化する防衛予算 200310

国民の生活より武器なのか。にわかにコロナ騒ぎで高まる病院船。感染症対策に病院船は役立たない、保健所を半減させ公衆衛生にかかわる予算を削減してきたつけだ、国民が関心をもたないでいると防衛予算は増大し生活にはまわらなくなる。そういう問題を解明します。


【半田滋の眼 №4】脆弱オスプレイは寒さに弱い 首都圏にも20200213

自衛隊と防衛政策の取材30年ジャーナリスト半田滋の眼。

ご存知ですか、寒がりのオズプレイは北海道の演習にも遅刻し引きこもり、帰りは仙台空港に予定外の着陸。

オスプレイは、もろい。それが、もうすぐ日本の空を飛び回る。

その危険を冷静に語ります。

収録 2020年2月13日


【半田滋の眼No. 3】安倍首相の新しい嘘 自衛隊中東派遣とイージスアショア 20200116

防衛省取材30年の東京新聞半田滋さんに聞く安全保障と自衛隊。安倍さんは中東に「調査・研究」のために自衛隊を出す、それは調査研究のためで、アメリカのイニシャチブの有志連合にも参加しないと言っていいたはずでした。しかし・・・安倍さんはTwitterでは自衛隊は日本の船舶の護衛のために活動すると言っています。しかも、実質的には「有志連合」の情報収集の主要な部分を担っていることも、国民には内緒です。自衛隊を派遣するということの意味と問題点をじっくり聞きました。もう一つは、イージスアショア。山口県阿武町での住民説明会では、こっそり適地とした条件を変えていました。結論ありきの国の決定、これが民主主義なんでしょうか。

収録は2020年1月16日


【半田滋の眼】No2 麻生さん、こっそり潜水艦体験?!/イージスアショアは軍拡競争の一環20191212

防衛庁・防衛省を1992年から取材し続けてきた東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんが注目する防衛政策と自衛隊をとりまくニュース。今回は、麻生さんのこっそり潜水艦潜航体験とイージスアショアを取り上げます。

関連記事は、

麻生財務相、前代未聞の潜水艦「体験搭乗」防衛省の異様な隠蔽ぶりhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/...

イージス・アショアに町を滅ぼされる…山口県阿武町の住民の「怒り」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/...

収録は2019年12月12日


【半田滋の眼】No.1 自衛隊,中東派遣の愚/安倍の「宇宙軍」20191119

軍事と安保の専門家、東京新聞論説編集委員半田滋が解剖する日本の防衛政策の今。

解釈改憲で自衛隊を海外派遣できることになってから、「変質した自衛隊」はどうなっているのか。

初回は、「調査・研究」名目の中東派遣と安倍さんが大好きな「宇宙・サイバー・電磁波」対応部隊を解説。

イランに対応する米軍主導の「有志連合」には参加しないものの、「調査・研究」での自衛隊の中東派遣が実施されようとしています。「調査・研究」だから、まあ、形だけ、と思ったら、それは甘い。その後に展開される危険なシナリオも否定できません。ほんとうに、米国に気を使って「なんちゃって派遣」をしてよいのか、問題提起します。

世界では、戦車や戦闘機や軍艦の衝突するリアルな戦場ではなく、情報インフラの破壊、偽情報の拡散などの情報戦が明暗を分ける。クリミアで、圧倒的に強いはずのウクライナ軍が少数のロシア軍もどきに敗れた原因もそこにありました。安倍さんの好きな

フレーズ「宇宙・サイバー・電磁波」部隊の整備の背後にある現代の戦争を解説します。

今後、月に一回のペースでお話をうかがいます。

収録は、2019年11月14日