兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!


水野和夫×兪炳匡 資本主義の終焉~働く99%豊かな生活のために【どん底ニッポンを立て直す 特別編】20211224

賃金の上がらない国に住み働く99%にはどんな未来が描けるか。どん底ニッポンシリーズ新春特別編。世界史的スケールで経済を語る水野和夫さん(法政大学教授)をお招きし、利益を追求しない非営利部門を拡充して地域の富を地域で回しそこに働く人々の生活を豊かにしようという兪炳匡さん(神奈川県立保健福祉大学教授)の対談。進行は山岡淳一郎です。

企業が人件費を抑えて利益率の向上にまい進する原因となった日本の政策、内部留保への課税を通じた株式会社の非営利法人化、演劇の効用等、よそでは聞けない刺激的な会話が続きます。

眼を上げて未来をどう構想するか、大事な話をお見逃しなく。

水野和夫さんの著書

 資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

兪炳匡さんの著書

 日本再生のための「プランB」―医療経済学による所得倍増計画(集英社新書)

収録は2021年12月24日


巨視的な「日本再生」プラン~道路より教育医療が効果がある【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!】⑥ 20211120

データを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ最終回。ここまで、30年間賃金が下がり続け、病気になったり失業したら、すぐにでも最貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超、国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本の実情を確認し、「民営化」「外注化」をやめ、「非営利部門」に資金を流すことで地域の富を増やし、国内の富を大きくする政策の必要を語っていただきました。今回はちょっと難しい。国債利子率の低下が意味することはなにか。利子率が低いから大量のお金を国は抱え込んでいますが、国はそれを何に使うことで日本の富がおおきくなり、ここに住む人の暮らしが豊かになるのか。利子率の低下によって、今や短期に費用対効果が見える道路や橋の建設より、リターンに長時間かかる教育や医療に投資することで国の富を大きくする政策を選択できるようになっています。つまり、目先の短期の費用対効果を求め道路や橋にお金をかけるより、30年後のリターンと大化けを考えて教育・医療にお金をかける政策に転換する時期に来ています。国内の富を国内で循環させ拡大していく戦略を考えなければ、日本の再生は難しい。私たちがまともな職と給料を確保するため必要なのは、少しの知識と発想の転換です。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学 大学院ヘルスイノベーション研究科教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年11月20日


地方へ!生き残るのは医療・教育・公的部門~『働く99%のための所得倍増計画」【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!】⑤ 20211120

データを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ第5回。30年間賃金が下がり続け、病気になったり失業したら、すぐにでも最貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超。国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本。再生策は何か。第4回では悪の神話「官から民へ」「不採算部門の民営化」政策の誤りを解明しました。地域の富を地域で回し、都市に集中する人口を分散し、99%の働く人が生活の豊かさを実感できるようにするにはどうしたらよいか。都市脱出とヒトが担う医療部門への投資の勧めを語っていただきました。国内の富を国内で循環させ拡大していく戦略を考えなければ、日本の再生は難しい。私たちがまともな職と給料を確保するため必要なのは、少しの知識と発想の転換です。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学 大学院ヘルスイノベーション研究科教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年11月20日


悪夢の「民営化」~『働く99%のための成長戦略」【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!】④ 20211106

データを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ第4回。30年間賃金が下がり続け、病気になったり失業したら、すぐにでも最貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超。国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本。第3回までため息の出る現実を確認し、99%の暮らしを豊かにできなかった30年の悪の神話「官から民へ」「不採算部門の民営化」政策の誤りを解明します。日本は公務員が圧倒的に少ない先進国です。地域の富を地域で回すには、公的部門への投資が一番。地域の富を地域で、国内の富を国内で循環させ拡大していく戦略を考えなければ、再生は難しい。私たちがまともな職と給料を確保するため必要なのは、少しの知識と発想の転換です。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年11月06日


魅力を失う日本~そして誰もいなくなる【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!③】20211106

日本人は、日本こそ世界で愛され外国人は我も我も日本に来たがていると思いっこんでいるのではないでしょうか。それは、本当か?まずはその幻想の破壊から。日本人は世界で30年間賃金が下がり続ける国、貯蓄ゼロで病気になったら、失業したら、すぐにでも最貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超。国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本。日本のイノベーションは新しい市場を開拓するものではなく、現状維持の改良の息を超えなくなっています。そこには先端を開く頭脳にとって魅力のない国になってきた現実があります。どこから変革したらよいのか。今週もデータを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ6本のうち第3回をお届けします。まずは、思わずため息の出る日本の現状を見つめるところから。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年11月06日


製造業より医療介護~雇用と富を生み出す産業【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!】② 20211023

データを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ第2回。30年間賃金が下がり続け、病気になったり失業したら、すぐにでも最貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超。国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本。第一回でため息の出る現実を確認し、今回は企業の没落を分析しつつ、では、成長する産業、みんなの暮らしを支える産業は何かを考えます。労働集約型で今時最も利潤が上がらないように見える医療や福祉の産業分野は、安価な労働力を求めて外国に移転されることもひとの手を離れてAIに代替されることもない「国内で雇用と富を生み出す」産業だったのです。私たちがまともな職と給料を確保するため必要なのは、少しの知識と発想の転換です。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年10月23日


沈む賃金 貯蓄ゼロ【兪炳匡のどん底ニッポンを立て直す!】① 20211023

世界で30年間賃金が下がり続ける国、貯蓄ゼロで病気になったら、失業したら、すぐにでも再貧困に転落する貯蓄ゼロ世帯が3割超。国際競争力も企業ランキングも一直線に下降する日本。「なんでこうなったのか」と思わされます。そこで、今週からデータを分析する経済学者兪炳匡( 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の日本再生プランシリーズ6本をお届けします。まずは、思わずため息の出る日本の現状を見つめるところから。

聞き手は、山岡淳一郎

【兪 炳匡さんのご経歴】

兪 炳匡(ゆう へいきょう)

医師、神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授

1967年大阪府生まれ。93年北海道大学医学部卒業。93年~95年国立大阪病院で臨床研修。

97年ハーバード大学修士課程修了。(医療政策・管理学)。2002年ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了(PhD・医療経済学)。スタンフォード大学医療政策センター研究員、米国疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校准教授などを経て2020年より現職。著書に『日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画』、『「改革」のための医療経済学』など。

収録は2021年10月23日