ル ポ 原 発 め ぐ り


ルポ原発めぐり第3弾〜 原発マネー中毒、傾く自治体。核のごみや噴火の危機〈玄海原発・川内原発〉

住民が知らぬ間に最終処分場の文献調査を受け入れた玄海町。動機は原発マネーです。約

60年間、脱原発に取り組む僧侶の赤裸々な証言。サイレント・スタンディングで抵抗する

市民。桜島が大噴火すれば、川内原発は重大事故の危機も、九州電力の被害想定は大甘

?!  一方、原発推進の政府は3号機増設を仕向けたいが、経営的に耐えられない九電は補

償がほしい。現地ならではの深い話を聞き取りました。

撮影:2024年7月27日〜7月29日


ルポ原発めぐり第2弾!宝の瀬戸内海を守れ!監視と住民排除の電力利権 <伊方・上関>

山岡淳一郎の全国の原発めぐり第2弾。福井の原発銀座から今回は瀬戸内海へ。

現地を歩き、反対運動を続けてきた人々の話を聞くと、露わになるのは国の原発政策の共通の欠陥と国と電力会社の住民に対する侮蔑。これからも全国の点をつなぎ声を集めて、原発利嫌の全体像を追います。

伊方原発の地盤は「積み木」のような緑色片岩。南海トラフ巨大地震でどうなる?

政府の推定死亡者数は23万人。県道の避難路は亀裂だらけ。5mの津波で港は壊滅。船での避難は夢物語。

上関の原発建設予定地の周りは監視カメラと、近づく人を追い返す看板だらけ。町道を下ると田ノ浦海岸の絶景!! 神の島「祝島」が横たわる。この海を埋め立てて原発を建てる計画は、福島原発事故後、事実上、凍結しているが、丘の向こうの海岸では「中間貯蔵施設」をつくるためのボーリング調査を実施中。だが、採取した地質のコア(棒状の試料)さえ、非公開。不透明なまま進められる原発政策を現地取材。

撮影:2024年5月10日〜5月11日


ルポ原発めぐり第一弾! 福井「避難計画は"絵に描いたもち"」<高浜・大飯・美浜> 20240331~0402

新シリーズ、日本全国原発行脚!!

福井県は廃炉措置中を含めて15基もの原発が集中し、7基が稼働中。現地を訪ね、避難計画の空論ぶりをルポ。周辺住民は、原発事故が起き、災害で道路が寸断されれば、船で逃げろと行政の“作文”を押しつけられる。しかし、波が立てば船は出せず、風が吹くとヘリは飛ばない。浸水した海抜ゼロメートル道路を避難バスでどう逃げろというのか? 地震で壊れた家に「屋内退避」はできぬ……。原発5キロ圏内で暮らす住民とともに、いま、ここにある原発の危機を山岡淳一郎が確かめていく。

折も折、「老朽原発ただちに廃炉!美浜全国集会」の参加者約400人のデモに、右翼が街宣車で押し寄せ、「日本から出ていけ!」と叫ぶ。ヘイトスピーチを警察は看過する。大都市圏で消えた風景の再現か。

福島第一原発の廃炉作業は遅れ、全国の原発に使用済み核燃料は溜まるばかり。阪神淡路、東日本、熊本、能登半島、そして豊後水道と地震が続くが、政府は原発にしがみつく。割を食うのはいつも庶民だ。反対の声を上げにくい原発周辺地域で、脱原発のたたかいを挑む人たちのドキュメント。

現地取材 2024年3月31日から4月2日

案内をしていただいたのは、東山幸弘さんと石地優さん。

この後、第2回は、伊方原発と中間貯蔵施設候補地としてボーリング調査が始まった上関原発の予定地を回ります。